黒幕は判明しちゃった(姉は悩む)
ドオライ大公モールト。
今回の襲撃の黒幕は、最初から大体は分かっていたが、今回証拠が得られた。ムギと使用人達の、王女様達も加わったけど、あ、私も加わったけど、徹底的に拷問した結果、捕虜にした襲撃犯から証言を得られたわ。いや、ある程度は必要ではあったかもしれないけど、そのくらいの段階でムギは、彼らに口を割らせることができたように思われるわ。ムギは、彼らの人格が破壊される直前までやったわ。使用人達は、全面協力。使用人達がそれをする理由はわかるわ。彼らに散々使いつくされた、直接的な関係はないけど、奴らは関係者、加害者の同類だものね。でも、ムギは違うわ。彼らに、あることを否定させる、放棄させるために狂喜の目をして続けたのだ。本当は、証言、証拠なんてどうでもいい、後のことは全部密かに自分がやってしまうから、連中を完全に壊してから、消滅させるつもりではなかったかと思うわ。あの光の中の2人に命じられなければ。キとか、オニとか、キがある、キナシとかわからないことのためだ。彼らは、人格まで破壊される直前で、キ、オニであることを否定した、それで彼の拷問は終わった。そして、何と彼は私達の目の前で彼らを瞬時に回復、修復してしまったのだ。彼は、ムギは何者なのだろう?能天気な王女様達は、彼に抱きつくばかりだったけど私は・・・私は・・・抱きついた、ホッとして。
「ねえ。ムギ。私はあなたの優しいお姉さんよ。あの日、約束したとおりのあなたに優しい姉よ、今も、明日も、いつまでも。あなたは、私の可愛い弟、愛おしい弟なのよ。だからね、今度は自分だけで何とか、全てを、自分だけ傷ついて、なんてしないでよ。私も一緒に行くんだからね。私を頼りにしてよね、少しは・・・いいや、いっぱい、とっても頼りになるんだからね。わかった?わかっているわよね?だ・・だから・・・だからそんなところ・・・そこ・・・お願いそこ・・・。」
私は、ムギに言ってやったわ。彼もよく分かってくれたようだったわ、絶対分からせたはず。そんでもって私の体を優しく・・・何やっているのよ、私。でも、やっぱり王女様達よりもずっと過ごした姉の私の方が・・・なんて嬉しく思っていたけど、翌朝、王女様方の満足そうな顔を見ると・・・3人で・・・全くムギもムギよ、王女様達も慎みがないんだから。
翌日の朝食から、私達は今後のことを相談を開始したわ。
最終的には、ドオライ大公領に私達4人で乗り込むけれど、それまでの過程について、できるだけ堂々と合法的に乗り込む、そして合法的に寛大に解決すること、それはどういうことかについて、話し合ったわ。
そして、二週間ほどかかったけれど、私達は、ドオライ大公モールトの公邸ではなく、私邸にいたわ。例の一件の詳細を報告し、政府、軍の幹部に、そして国王陛下に直接説明、説得するのに時間がかかったせいだった。公式に罪に問うと色々と面倒だから、内々に、それはカンティヨン、ランビック両王女を派遣して説得して、追及よね本当は、最終的には罪を認めさせて、引退させる、その後は体の良い幽閉にするということ、それを実現させる。ここまで行くまでに、喧々囂々、ああでもないこうでもないというやりとりがあったわ。でも、このままでは、両王女を襲撃し続ける、早急に止めさせるにはこれしかないということになった。正式に手続きしていたら、どうなるか分からないものね。国王陛下ご夫妻は、かなり心配して、精鋭の護衛をつけることを求めたけど、軍も警察も反対しなかったわ。人数、配分、編成でかなり揉めたけど。でも、私達4人の足手まといにならない程度、ということかしら。ムギの使用人達、前回の襲撃で捕虜にされ、解放されて使用人になった連中もいるけれど、の方が柔軟に対応できるから、そうでない彼らはちょっと不便よね。あ、一人、密通者がいたわ、爆乳のロリ顔パンダ耳女だったわ。ムギが簡単に見抜いて、軍の目を盗んで徹底的に拷問にかけて・・・キだと言ったけど、例のごとくよく分からなかった・・・人格まで半ば破壊され、キであることを自己否定して許されて、ムギによ、ムギに自白することを許されたわ、それまで自白すらさせてもらえなかったのよ。ムギは、何に拘っているのかしらね。彼女は上司に告白、二重スパイとして活動することになったわ。ムギに見破られたことは言ったけど、拷問のことも、キであることも言わなかった。
ランビック王女とカンティヨン王女は、拷問はいいけれど、許すのも問題だけど、神経がずれてきているのよね、私もだけど、拷問することをいいことに、あんなところとか、こんなところとか触らなかったかどうか責め立てたわ。全くもう・・・、私もだけど。ムギはまじめな顔で即否定したわ。
「そういうところに触る相手は決めていて、それ以外には触りませんよ。」
でも、お2人、私の方を疑わしそうにみるわけ?




