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第六話


 というわけで 冒険者になった訳だが(身分証がほしかっただけなんだけどなぁ・・・)


「これで晴れて街に入れることになるな よし!その前に依頼を1.2個やっていけ、それができたら俺の用事は終わりだ。薬草収集の依頼とゴブリンの討伐な!頼んだぞ!」


 それを聞いてこのおっさん依頼をさせたかったんだなと思っていると、

受付のおねえさんがクスクスと笑っている。


「ギルドマスターは採取と討伐をどうやってやるか実体験で教えようとお節介やいてるのですよ」

と言ってクスクス笑っていた。


「ごほん。うるさいぞ」


 照れながら受付嬢に怒鳴っていた。






 ということで、依頼ボードから常時依頼の回復薬の材料となる癒し草とゴブリン討伐を受けることにした。

癒し草×3で銅貨30枚 ゴブリンの耳1つで銅貨20枚そんなものなのか・・・まぁ行ってみますかね。


 受付嬢に癒し草が生えてる場所とゴブリンのいそうな場所を聞いて準備をすることにし、

村に武器防具屋に行ってセキトさんの剣や皮鎧など揃えて村を出ることにした。




 癒し草はこの辺かな?

鑑定スキルを使ってみよう。「鑑定!」

雑草 雑草 雑草 癒し草 雑草


 あった!


「根っこも綺麗に取ってきてくださいね!」


 そういえばそんなこと言ってたな

ということで丁寧に引っこ抜く。

ん?ちとまてよ・・ステータス画面の地図に鑑定使ってみたらどうなるんだろう・・・


「ステータス」


 タブから地図出してっと・・・「鑑定:癒し草」・・お!?出た癒し草だけ・・・


 引っこ抜く 引っこ抜く・・・・セキトさんも確認しながら引っこ抜く!


 全部で300抜いた・・所要時間1時間!

これぐらいでいいだろう。


 あとはゴブリン討伐!


「主殿よ ゴブリン共の討伐なれば、わしもひと暴れしていいか?」


「了解した。一緒にやろう」






 ということで ゴブリンがいるという崖の洞窟に来てみた。

この洞窟なら小太刀のほうがいいのかな?

まぁがんばってみるかね・・



 見張りが2匹か・・・


「セキトさん ちょい自分がやってみるね」


 すーっと近づき・・・あ バレた・・・

グギャーーギギギー 中にバレるやばい!!

忍者みたいに気づかれずに近づくなんてできるはずもない。


 太刀を抜き中段から肩口を狙い一刀に斬った 肩口から逆側の腰あたりまでスパッと斬れる・・

すげーーー


 続けて2匹目!

胴を一閃横に薙いだ・・・真っ二つに斬れる・・・

なんて切れ味だよ・・・

太刀を見ると刃こぼれさえしていない・・・

すごいなこの刀・・・・


 小太刀で耳を切った。小太刀の切れ味もすごい すーっと切れる。


「主殿よ 少し焦ったぞ・・・次はわしがやってみる」


「お、おう」


 セキトさんは洞窟の入り口に立つとものすごく息を吸い込んだ。


 ブオーーーーーーーという音と同時に炎の混じった ファイアブレスを吐き出した。



 グギャーーーーーー ギギャーーー と言いながらわちゃわちゃ出てくる・・・30以上のゴブリンが出てきた。


 出てくるゴブリンを次々と斬っていく。セキトさんも両手剣で斬る斬るキル Kill

出てきたゴブリンを全て切り伏せた。

気持ちワル・・・これだけの死体と血の匂い・・・経験したことないいわば戦場のようだ。

なんとか吐かずにすんだが、少し休憩したい。




 少し休憩した後、全部で32匹分の耳を取りアイテムボックスにいれた。


 洞窟の中を見てみるか・・・


 ブレスは入り口からある程度奥までは届いていたが完全に奥までは達していなかった。

全滅か?と思いつつ奥まで行く。

一番奥から何かの気配がする・・・

ゴブリンよりひとまわりでかいゴブリンの上位種と思われるゴブリンがいた。


 グギャーーー 威嚇している・・・


 太刀を構え走っていく・・・そのまま前転しながら太刀で一閃!

頭から一直線に下まで斬っていた。


 耳を切り、部屋を見回すと剣だの盾だの鎧だの沢山あったのでアイテムボックスに押収して入り口に戻った。


「主殿は強いな・・・1対1ではこのわしでさえ危ない・・・」


 などとセキトさんがブツブツ言っていた。ドラゴンに勝てますか・・・怪獣なのに・・・


「セキトさん 死体はこのままだとまずいですかね?」


「そうだな このままにしておけば死体に魔物が群がるかもしれん」


 魔物等ゴブリンの死体に群がってもいけないと思い、死体を集めて魔法で焼いて処理をした。



 村に戻って来た頃には、日が傾き夕焼けに村の鐘が鳴っていた。



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