表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ネプチューン王国  作者: 橘みかん
37/41

シャラの樹液と精霊の声

木の根が絡まる隙間からチラリチラリと鉱石を含む岩の光が見える。

たまにゴーという音がする。

またラズの胸元がチリチリ痛みだした。

「本当は滑らかにして使うのですがこれを塗ると精霊の印や呪いの痛みは和らぎますよ。」

木の皮で包んでいた茶色の小さな塊を一つとり息をきらしているラズにカモミールが渡す。

「シャラの樹液の塊です。薬草を気軽に取りに行くともいかなさそうなんで少し頂いてきました。」

痛みが和らぐのと同時にラズの目に不思議な光景が映し出された。

通路の中を白い細かい粒が飛んでいるその粒達は地下に吸い込まれていった。

「この星に満ちている生命の源、シャラは浄化の効果もあるから目に見えないものも見え、感じる力も強まるかも知れません。」

川の精霊達が騒いでいる

アソコノダイチワミステヨ

チカラノアルイシノニオイスルヨ、ウンコレヲカワリツケヨウ

久々にきく精霊の声だ。

異変が起きる。

「急ぎましょう、木が震えてます。」

カモミールが走りだしマリアに乗ったラズも続いた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ