スターからの伝言
麓に着くと白い岩の上に立つ木の下にティトゥリーとメロス、美しい銀色の光をまとうペガサスがいた。
スターだ。
メロスとスターに挟まれているとティトゥリーは子供のようだ。
「スター姫、またついてきたのか。」
ホセが肩に押し付けた鼻にキスをした。
『母からパリス様に伝言です。今回の一件、聖獣の王族も力を貸すということです。母もタイガーもみなこの星の美しい自然と気を愛しています。このことは王族の方々に知られないようにしてください。ティトゥリーには話したのですが、第二王子のデウス様がベガ一族を味方にしたいと企んでいるのです。』
ヨーキーはむちゃくちゃなことをするが、愛情深く優しい一面もある。それと比べ力と財力で味方を付けようとするデウスは聖獣に嫌われる。
「あの王子様にはこまったものだな。ヨーキーが好かれるのに嫉妬しているんだ。 これから暗黒が訪れるかも知れない時にもめごとを起こさなきゃいいが。」
ホセが眉をよせる。
「ありがとう。スターは帰ったほうがいい。ラクールとかいう魔術師につかまったら大変だ。」
胸元に鼻を寄せてきたスターを優しく撫でる。
優しい気が伝わってくる。
『ありがとう、だいじょうぶです。ところでヒディー様をお見かけしませんでしたか?あの方がムチャしないように止めるようにとエディーラ様に頼まれたのですが。みうしなってしまいました。』
ヒディーまで来たのかとパリスはヤレヤレとため息ついた。
「止めても無駄だろう。あいつは人になりきるのうまいからな。見つけたら俺がせっとくしてみるからスターは帰りな。」
ホセがそういって首をポンとたたいた。
『リィー様のご加護がありますように。平和になったらネオスに遊びにきてくださいねパリス様。』
光をまといスターがさっていった。




