リクの憂鬱
とりあえず書いてみた!!
あんまし文章能力ないんで、多めに見てください
僕は色鉛筆を左手いっぱいに持って画用紙を色でいっぱいにした。
結局、色たちは闇の色には勝てない。黒い闇に飲み込まれていった。
僕の心の中はどんな色をしているのだろう?と、ふと、疑問が浮かんだ。その時穏やかな声が僕を呼んだ
「りく君。ご飯よ~」
「うん。今・・・行くよ。」
憂鬱な声を出した。食事の時間は昔からキライだった。
リビングのドアを開けるとプ~ンと幸せのにおいがした。
はぁ・・・とため息を吐いた。
「うわぁ~カレーだぁ!」
右隣から、耳障りな明るい声がした。だから、ガキはいやなんだ。
カレーなんて、一回食べたら飽きる。
声の主は俺の3番目の「弟」のアツだった。
僕の「家族」は俗で言う「大家族」だ。7人の兄弟がいる。
一番上は中学3年、下は5歳だ。
僕が家族の団欒が嫌いな理由はそこにもある。
9人の「家族」が長いテーブルに着いたら、食事の始まりだ。
「いっただきま~すっ」
僕を除いた6人のはしゃいだ声が食卓に響いた。
僕はなかなか動いてくれない左手のスプーンを無理やり口に運んだ。
ガヤガヤと騒ぐ食卓。僕を取り残して、周りの世界は目まぐるしく動いていた。
目の前に居るはずのマユの笑い声が遥か遠くに吸い込まれていく。
キ・・・キモチワルイ。
猛烈な吐き気と嫌悪感が僕を襲った。
ただ、僕はおぼつかない足取りで急いで自室に向かった。
「はぁ~。」
と深いため息を吐く。
ベットの隅に体育座りをして、ヘッドフォンで耳をふさぐと、僕はそっと、目を閉じた。
こうすることで、周りの世界を僕から遮断できるのだ。
なにも、見えない闇の中で音だけが僕を救ってくれる。この時間が僕にとっては幸せだった。
僕は心に無数の細かい擦り傷を負っている。
傷は浅くても、すぐ治ったとしても、剥がれた瘡蓋が痛みを誘う。
―僕は4年前、親に捨てられた。―