9話 ストーリーのちから
12月、なろうで小説を始めました。新人作家のチラシの裏です。
小説は未経験のまま、構造から入ってみた記録です。
名作はたくさんあります。
『ガラスの仮面』『ドラゴンボール』『スラムダンク』。
昔、母が言ってました。
「最近の少女マンガ、すぐキスするのが許せない」
父も言ってました。
「最近のドラマ、どこから感情移入したらいいか分からない時がある」
言いたいことは分かる。
黒電話がスマホになって、演出もテンポもアップデートされたはずなのに、なぜか“置いていかれる感”が残る。
たぶん原因はこれです。
積み上げが薄いと、読み手(視聴者)の脳内補完コストが上がる。
だから没入しにくい。
そしてこの「積み上げ=ナラティブ」って、作品の中だけの話じゃありません。
私たちの日常にも、ナラティブは溢れてます。
創業◯◯年、歴史、由来、伝説。
そういう“物語”が付いているだけで、人は価値を感じやすい。
バッグだって、エルメスやシャネルはモノとしての機能だけじゃなく、背後のストーリー込みで欲しくなる。
(私はそれよりお金がほしい。)
話を戻します。
最近の作品は、逆方向の工夫も増えました。
クライマックスや回想で“説明”を先に置いて、物語を山側に寄せる。
これ、上手くやるとめちゃくちゃ強い。
たとえば『ワンピース』の回想。
いったん止めてるように見えて、感情の燃料を足して、次の展開をもっと強くしてる。
そして、なろうでも似た構造はあります。
早い段階で「何が起きるか」を見せて、読者の視線を固定する。小説でも『君の膵臓をたべたい』とか初めからヒロインの死を明示してますもんね。
タイトルやあらすじで“答え”を先に出すのも、その一種だと思います。
……で、ここで刺さるのが自分の話。
私の作品も、タイトルで全部説明しようとしてました。
『ゲームチェンジャー ~今と過去と伝説と~(以下略)』みたいに。
タイパ対策のつもりだったけど、正直、自信のなさでもあります。
読者としての自分も、作者としての自分も、
どこかで「物語が消費される前提」に寄ってしまってるんだな、と。
でも。
見せ方として、時系列をいじるのはやっぱり強い。一本道だけが正義じゃない。
次回は、一本道ストーリーだけじゃなく、
時系列を入れ替える構成を、映像作品の例を借りて言語化してみます。
これが分かると、自分の作品も、他の作品も、見え方が変わってきます。
私の作品のタイトルだけは。。。
……誰か、いいタイトル考えて
キャラや構成、見せ方は結構こだわれます。
でも、作品名ってどんな感じで考えてますか?
いろいろご意見、あと私の作品の新しいタイトルとかあればぜひ大喜利形式でw
いろいろコメントで聞かせて下さい。
ちなみに、メイン作品は
『ゲームチェンジャー』
です。
作者プロフィールからよろしければ読んでください。一話完結短編好きはep16がおすすめです。




