8話 道具間違えると死ぬ
12月、なろうで小説を始めました。新人作家のチラシの裏です。
小説は未経験のまま、構造から入ってみた記録です。
みなさん、道具使ってますか?
今回は私からの質問です。
みなさん、小説を書くときって、どんな道具を使っていますか?
私の高校はスマホ持ち込み禁止でした。
で、隣の無口な友達が、テストの裏にこう書いてたんです。
「私が死んだら
時計を止めて……」
私が先生なら、それだけで満点あげちゃう。
感受性の塊。つよい。
大学に入ると、PCを使う機会が増えました。
Word、Excel、PowerPoint……一通り触って、「まあ大丈夫」くらいにはなっていく。
そして月日は流れ——
『ゲームチェンジャー』投稿の3日前。
気づきます。
私のPC、めちゃくちゃ動きが重い。
そうだったんです。
代々受け継いだ高額な統計ソフト(ありがたい)が入っていて、
しかも当時のOSでさえ対応が怪しいやつ。
つまり私のPCは、思った以上に疲れていた。
もういい。スマホでやろう!
「どうせ“なろう”の人、みんなスマホだし!」
「同じ画面で文章作った方が有利だぜ!」
そう思って、投稿日前に**2話ぶん(約18000字)**を書き上げました。
——で。
指先が、痛烈に痛い。
それが現象として出たのは10日後。
症状が出たときには、もう遅い(※個人の感想です)。
ある朝、
「痛い!」
っ自分の叫び声で目が覚めました。
ご近所のみなさま申し訳ありません。
親指が、つる。
その時点で、本文だけで約8万字。
トライ&エラー込みなら、親指の酷使はたぶん20万回どころじゃない。
これは、ヤバい。
Amazonのセールが終わったばかりなのに、
スマホと連携できるBluetoothキーボードを買いました。
3000円。(痛みはプライスレス)
……で、ここからが本題。
そのあと、驚くべきことが判明します。
私の作品を読んでくださる方、7〜8割がPC。
なんてことでしょう。
さらに、みなさんの作品を読みに行くと、
一般小説より改行が多めなのは当然としても、
文節ごとに改行してる人はほとんどいない。
……え、私の気遣い、完全に方向ミスだった可能性ある?
「何を媒介にして表現するか」って、想像以上に難しい。
自分の五感を囲む要素——
端末、画面サイズ、入力方法、姿勢、リズム。
そういう全部が、文章の出力に滲む。
(五感のうち「音」=音楽については、近いうちに書きます。)
親指を破壊しつつ、
それを学べた相馬ゆうでした。
次回、**ストーリーの見せ方を決める“時間軸”**の話。
解説編→実例編で行きます。
どんどん表現の幅が広がっていくぜ!
みなさん小説はどんな道具でかいてますか?
また読者様はどんなディバイスで読んでますか?
いろいろコメントで聞かせて下さい。
ちなみに、メイン作品は
『ゲームチェンジャー』
です。
本日ヒロイアカネと主人公の出会いがあかさせます!ショートエピソードです。
作者プロフィールからよろしければ読んでください。一話完結短編好きはep16がおすすめです。




