54話 これまでのまとめ③~作者は構造から逃げられない事への恐怖心~
小説の考察は作者としての私を結構変えてるようです。
まさにヒューマンドラマです。
話も50話を越えて分かりづらくなってるので何回かにわけてまとめてみます。
35〜38話の骨格です(枠組み編)。
(※28〜34話で「アニメやマンガの個別の考察」を見たうえで出てきた推論です)
(※証拠や具体例は各話の本文側で書いているので、ここでは“骨格だけ”を残します。)
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③ 枠組みがストーリーを変える/枠組みが作家を変える
ここまで考察してきて、いちばん怖かったのはこれです。
「物語の内容」より先に、“枠組み”が物語の形を決めてしまう場面がある。
たとえば、少年向け/少女向けの違いについて。
これは単純な性差の問題というより、
連載形式が一般化した時代背景の違いが大きいのではないか、と感じています。
男性向け漫画では、1970年代以降「週刊連載」が標準化していきました。
その結果、
・毎週“結果”を出す構造
・読み切りよりも「続きが気になる引き」を優先する設計
・回収を先送りしながら、関心を維持し続ける構造
が強化されていった。
一方で、同じ時代、少女漫画は必ずしも週刊連載が主流ではなかった。
そのため、
・読者の想像に委ねる「余白」
・心理や関係性の揺れを溜める構造
・結論を言い切らず、感情の残響を残す設計
といった要素が、比較的長く残りやすかったように見えます。
つまり、
少年/少女の違い=性差
ではなく、
連載周期・更新圧力の違い=構造の違い
という見方もできるのではないか、という仮説です。
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ここで一段階、話が嫌な方向に進みます。
枠組みは、ストーリーを変えるだけじゃない。
作家を変える。
・更新間隔に合わせて、テンポや引きが強制される
・読者の離脱を恐れて、設計が「安全側」に寄る
・逆に、数字が動くと「もっと行ける」という衝動が生まれる
枠組みに最適化しているつもりが、
気づけば自分の判断基準そのものが枠組みに書き換えられている。
ここが、観測者としての私のブレの起点になりました。
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次は、この「枠組み」の影響が、
新しいネット文学にどう織り込まれていくのか——それを想像すると、少し震えます。
いや、もう私自身が取り込まれてるのかもしれない。
そして過去の出来事や仕組みから未来はある程度想像できるからです。
このあと、**読者の存在(PV・反応・巻き込み)**によって、さらに増幅される話に進みます。
まとめは何回かにわかれます。
コンパクトにまとめたので、ぜひ名刺がわりにお願いします。
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