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高校以来小説を読まなかった理系が、小説を作るために作った分析日記  作者: 相馬ゆう
8, 名作の再現性についての多角的分析(分析60/物語40%)
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49話 【幕間】お姉さまからの挑戦状

出来事は実話です。


ところで、これ作者からしか見えないかもですが、49話なんです。


なんか、ストーリーを続けるのもと思い幕間。

意味のないものに意味って求めてしまうのは私だけ??

一昨日の金曜日のことです。

私は、誰もいない少し遅めの休憩室で、ゆっくり活動報告を書いていました。


そこに、いつも話しかけてくれる掃除の「お姉さま」が登場。


聞くようで聞かず、結局は自分の意見で納得する。そういうお姉さま。


「相馬さん。相馬さんって、何でも知ってるよね?」


うわ、いきなり高いハードル。

でも、半分は当たっている。仕事で社内AIを使って文章を組み、空いた(ように見える)膨大な時間でニュースを漁る。

最近はなろうまで見ている。


そう、全方位対応……な気がするから。たぶん私、失敗しないんで。


※※※※※※※※※※


「知っている相馬さんに聞きたいんだけど、デジャヴってどう思う?」


はい、来ました。テスト開始。

もしこのお姉さまが、実は女スパイ兼・変装した経営者でも耐えられる答えを、瞬時に組み立てる必要があります。

私は、滑舌は悪いが、ゆっくりとした声で、


「一点目ですね。

デジャヴって、前世の記憶とか、アカシックレコードに魂がアクセスしてるって考え方が、いちばん一般的です。

昔『オーラの泉』とか、めちゃくちゃ視聴率高かったですよね。

多くの人が“そう感じたことがある”っていう、世間の感覚です。」


「ふむふむ」


よし、食いついた。


「二点目。

これは倫理の教科書とかにも載っている話で、ユングとかフロイトの考え方ですね。

人の深層心理は、深いところでつながっている。ざっくり言うと“共有されている”という発想です。

それが、イメージとしてふと浮かぶことがある、という説明。」


正しいかどうかは分からない。分かるはずもない。

でも“教科書に載っている”は、場を安定させる最強ワードです。


「で、三点目は完全に私見です。

脳って、事柄と事柄を勝手につなげるクセがあると思うんですよ。

パラパラ漫画って、ただの絵なのに動いて見えるじゃないですか。

残像を使って、脳が“余白”を補完してる。

デジャヴも、そういう脳のクセなんじゃないかって。」


「なるほどねぇ」


どれも否定しない。

むしろお姉さまは①寄りの顔。でも、それでいい。

「知っている相馬さん」という役割は、ちゃんと果たせた。


――ああ神様。

この掃除のお姉さまが、実は会社の重役で、私の評価が爆上がりしますように。ジーザス。


※※※※※※※※※※


という、よくある世間話。


でも、どれが“科学的に正しそう”と思いました?

実は、全部仮説です。実験していないから。いわゆるそれっぽい意見に過ぎない。


※※※※※※※※※※


ネットで「論破」と言われている話でも、こういう詭弁は多い。


そして、現実社会ではもっと頻繁に起きている。


たとえば野球。

「ホームラン数」と「三振数(や打率)」は、逆相関することが多い。

だから

「三振を減らすために、ホームランを狙うな」

みたいな話が出てくる。


違う違う、そうじゃない♪


ホームラン数と三振数は、「猛烈なパワー」と因果関係にある。

パワーは制御が難しいから、三振が増える。

数字の“表面”だけを見ると、構造を取り違える。


※※※※※※※※※※


数字は嘘をつかない、という。

でも、正しそうに見える数字自体が、すでに強いバイアスを含んでいることも多い。


行き当たりばったりの意思決定が、「アジャイル」という横文字で上書きされるあれ。

検証しないことの言い訳が、いつの間にか「戦略」みたいに自己弁護される——そんな「あるある」に世は溢れてる。


巻き込まれる側は、たまったもんじゃない。


間違えた因果、間違えた構造に、

それでも人は飛び込まざるを得ない。


――たぶん、私たちはもう、余白に答えを作り始めている。


生きてること自体、物語ナラティブなのかも……なのかも、知らない。


――作家って、なに?


そんなことを考えてしまう、相馬ゆうでした。


相馬ゆうの日常でした。

でも、生きる、書くってそのものが物語だかも。。

ってエッセイかいてて思います。


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