43話 今更ながら小説のお作法について
なんか簡単な読み物作りたくて書きました。
小説のお作法って実はニッチなのかもというお話。
また、そのお作法も構造の仕組みによって出来上がったという事実。
小説の書き方。
いろいろなお作法を聞きます。
日本の小説文化は縦書き文化。原稿用紙から発展したので、そのお作法がとても大切で、頭に刷り込まれていますよね。
でも、「なろう」は横書き。
段落の一行目をスペースで開けるか開けないか問題。
行間で表現すればいいか問題。
海外でも、一行目にスペースを入れたり入れなかったり。
スペースの代わりに、最初の文字を大きくする文化もあります。
それこそ、世界で一番発行されている出版物といわれる「聖書」も、時代やしきたりによって表記が変わるそうです。
一行目スペースについては、結構インフルエンサーさんの意見も分かれている印象があります。
夜の時間。
適当な書き物として、「小説」と「論文」の違いというテーマで、少し。
ここで言う論文は、学術論文です。
大学受験で使う小論文とは違いますので、あしからず。
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論文
① 句読点の違い
これは発表する学会にもよるのですが、句読点ではなく「.」「,」――つまりカンマ、ピリオドを使うことが多いです。
私がPCではなくスマホで小説を書いている理由のひとつがこれです。
デフォルトでカンマ、ピリオドになっているので、設定かえるの正直めんどくさい。
② 一行目スペース
一行目スペースは学会のお作法によります。
縦書きの研究論文は、私は見たことがありません。
小見出しのあと、すぐ本文を書き始める形式が多く、横書きなので、段落頭のスペースはあまり意識されません。
ただし、学会によっては厳密に指定されることもあるので、過去の発表論文を参考にすることがあります。
③ 起承転結ではない
ほとんどの学術論文は、起承結や起承転結では書かれません。
多くの場合、
緒言 → 目的 → 方法 → 結果 → 考察 → 結論(結語)
というフォーマットで書かれます。
これは IMRaD と呼ばれていて、
Introduction:緒言・背景・目的
Methods:方法・材料・実験手順
Results:結果
and
Discussion:考察
の頭文字から来ています。
ディスカッションが「考察」って、結構深い。昔の研究者との対話が新しい発見を生むんです。オリジナリティは、写し鏡があって初めてオリジナリティという文化です。
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日本の原稿用紙文化も、明治後期に整ったものらしく、江戸時代は漢文が正式な文書だったりします。
つまり、書く作法って、時代や媒体によって移りゆくものなのかもしれません。
同じ縦書きでも、漢文や漢詩は冒頭スペースを入れません。
俳句も短歌もそう。
これらは、紙が貴重だった時代の話――
そういえば『薬屋のひとりごと』でも、紙が貴重品ってエピソードがありましたよね。
まさに構造や生活は、文法や表現方法まで変えるという実例です。
同じ日本語でも、法律の条文にはスペースは入らない。(ただし、日本国憲法の前文は違いますね。)
つまり、小説や原稿用紙の文化も、案外ニッチな慣習なのかもしれません。
でも、編集者さんや作家さんが「それがノイズになる」と感じる気持ちも、すごく分かる。
いつも黄色く見える月が、ある日、真っ赤に見えたら――時々ありますよね。
ちょっと、ぞっとする。
たぶん、あれと同じ感覚なんだと思います。
なんだか最後はポエミーな相馬ゆうでした。
皆さん意外に気にしてる、小説のお作法。
私はなんか、絵を書くみたいに行間を使う癖あります。
段落はスペース入れません。これは、論文の癖とスマホでかいてるから。。。
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