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33/64

33話 映画のシンクロ表現とは?

※本作は、原作を知らなくても楽しめる内容になっています。

ネタバレには配慮していますが、気になる点があればコメントで教えてください。


コロナ禍の時は映画見まくりました。


その中の時間軸の、シンクロの方法論をから小説まとめられるのではという仮説

キーワードは、あの台詞――


「ぶっこんでやる!」


もしあなたが映画プロデューサーなら、どんなキャストで勝ちを狙いますか?


今回扱う映画『凶悪』は、まずキャスティングの引力が強い。


山田孝之


リリー・フランキー


ピエール瀧



この3人だけで、画面がブラックホールみたいになります。

そしてヤクザ役のピエール瀧が放つ「ぶっこんでやる」の連打。あれは強い。強すぎる。


※先に注意:この作品は暴力的で重い描写が多いです。

ここでは「面白いから見て!」とは言いません。**私は“構造シンクロ”だけを話します。**安心してください。


あらすじ(超要約)


雑誌記者(山田孝之)が取材の中で、ある死刑囚(ピエール瀧)から“別件の告白”を引き出す。

その告白は、ある人物リリー・フランキーが「絵(計画)」を描き、実行が別人に委ねられていた――という構造を持つ。


モチーフは、実際の事件を下敷きにしたもの。

問いはシンプルです。


「本当の凶悪は、誰なのか?」


私がこの作品を“怖いくらいリアル”だと思ったのは、動機が「100億」みたいな漫画的な額じゃないところ。せいぜい多くで2000万万円。


(もちろん私にとっては大金だけど)

手が届きそうな小さな欲の積み上げで、人が壊れていく。

ここが嫌になるほど現実っぽい。


シンクロ構造(ここが本題)


この映画は、時間軸が2つに分かれています。


現在:記者が取材し、裏取りを進める時間


過去:告白される事件の時間



構成を“技法”として見るなら、ざっくりこう。


1. 導入は「現在」を数分だけ見せる



2. そこから「過去」が長く続く(体感、前半の大部分)



3. 後半は「現在⇄過去」が短い単位でどんどん交差していく




つまり、後半にいくほど “時間の切り替え”が細かくなり、加速する。

この「時間そのもの」が舞台装置になって、シンクロを強めていく。


そしてこの作品は、

“感動”を伝える装置としてシンクロを使うんじゃない。

誰の中にもある暗い部分を覗き見させる方向に使ってくる。

だから、見終わったあとに残るのは、爽快感じゃなくて、嫌な重さだったりする。


でも、その“重さ”を作るために、構成がきっちり仕事をしている。

そこが、作り物としてのエンタメなのに、本物みたいに感じてしまう怖さです。


自分の作品に戻す(短く)


私の連載中『ゲームチェンジャー』も、


現在


過去




の三軸を交差させています。

時間配分には本当に苦労しました。PVも爆発していません。


それでも、更新のたびに覗きに来てくれる固定の読者さんがいる。

それだけで、泣きそうになります。


このエッセイは、その技法を整理するための「自分の勉強メモ」です。

継続は力なり、を信じています。


※繰り返し:『凶悪』は重い描写が多いので、無理に見る必要はありません。

でも「構成の教科書」としては、強烈でした。


次回は、一大ブームになった 青春群像劇 の映画で、シンクロの力を見ます。

群像劇――あなたは誰に共感するでしょうか?


あなたが映画プロデューサーならどんなキャストの組み合わせがいいですか?

作家様、読み手様みんな違うと思うんですよね。

簡単でいいのでコメントに組み合わせ教えてください。


よろしければ、ブクマや★評価で応援してもらえると励みになります(気が向いたときで大丈夫です)。

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― 新着の感想 ―
う~ん。 コレも知らない(・_・;) 例えに出て来る作品のほとんどが解らないというこの事態よ…………。
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