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高校以来小説を読まなかった理系が、小説を作るために作った分析日記  作者: 相馬ゆう
4,文学を取り巻く市場構造の考察(分析90/物語10%)
19/64

19話 サムい・エモい 〜近代文学~

今、自分を磨くために、なろうを私なりに盛り上げるため企画実施してます!

ご協力頂ける方は本作品ep18参照のうえご協力お願いします。


12月、なろうで小説を始めました。新人作家のチラシの裏です。

小説は未経験のまま、構造から入ってみた記録です。

年末年始ぼっちだ~!

執筆活動集中。。。


大晦日は、恐れ多くも、近代文学について少し書いてみます。


もしかしたら、いまの「なろう」も、未来の教科書に載るかもしれない——そんな与太話からです。


そもそも近代文学の定義って難しいですが、

私なりの、かなり雑だけど大事だと思っている定義があります。


文学とは、まだ言語化されていない感情を、言葉にする営みではないか。


人間には、名前のついていない感情がたくさんあります。

不快なのか、怖いのか、恥ずかしいのか、自分でもよく分からないやつ。


それを「こういう感じだよね」と、

誰かが言葉にして、みんなが「あ、それだ」と共有できるようにする。

私は、それが文学の一つの役割だと思っています。


たとえば——

「サムい」。


今では普通に使われる言葉ですが、

これはダウンタウンの松本人志が、

芸人の楽屋で共有されていた“感じ”を、

テレビを通して一般化した代表例だと思っています。


「面白くない」とも、「つまらない」とも違う。

その場にいる全員が気まずくなる、共感的羞恥。

それを「サムい」と言語化したことで、

多くの人が同じ感情を同じ言葉で共有できるようになった。


「エモい」も、たぶん同じです。

理由は分からないけど心が揺れる、その感じ。

誰かが「エモい」と名付けたことで、

その曖昧な感情は、共有可能なものになりました。


近代文学も、やっていることは似ていると思います。


夏目漱石は、

近代化の中で生まれる個人主義と孤独を『こころ』で描きました。


芥川龍之介は、

正体の分からない将来への感情を

「ただ漠然とした不安」という言葉で言語化しました。


この「不安」という感情自体は、

芥川以前から、誰もが感じていたはずです。

でも、それが一つの言葉として定着し、共有されたのは、

文学という回路を通してでした。


つまり、

太古の昔から「サムい」も「エモい」もあったし、

「漠然とした不安」もあった。

ただ、それが発見され、一般化される回路がなかっただけ。


私は、芥川龍之介や梶井基次郎を、

そういう意味で再定義してみたいと思っています。


『ゲームチェンジャー』の ep16 や ep19 でやってみたのも、

結局はそれです。

うまくいっているかは、正直まったく分かりませんが。


では次回、

私の仮説——

「いまの〈なろう〉の文脈は、近代文学の黎明期と少し似ているのでは?」

という話に入ります。


……あ、私の文章、サムくないですか?

エモかったらいいな。


相馬ゆうでした。

書き手の皆さんは、自分の原点の作品ってありますか?また読み手の皆さんは、教科書とかで好きな作品ってありますか?簡単でいいのでコメントお願いします。


読んでよかったら、ブックマークや★評価で応援してもらえると励みになります。気が向いたらで大丈夫です。

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