1、丘の上
今、僕は丘の頂上を目指して歩いている。
特に理由は無いけど、何と無くそこから見える景色に興味がある。
何か見つかりそうな気がしたんだ。
――――――――
(案外距離有るな…)
汗を流しながら青年は着々と歩を進める。
歩を進めるなかでふと思う。
(後少しだと思うんだが…)
大体1時間程だろうか。
青年は丘に辿り着く。
「やっと着いた…」
青年は呟きながら、目的の景色を眺めに行く。
一歩一歩丘の地を踏み締めて近づく。
眼前に広がる景色。
「これが…」
眺めるのは見事な夕焼け。
照らされる街はまるでミニチュアの様なイメージを与える。
「凄い、こんな景色…今まで知らなかったのか…」
青年は壮大な景色のを眼にし心が高揚する。同時に今まで見過ごしてきたという事実に後悔を覚えてた。
「でも、またこの道を戻るんだよな…」
青年はため息をつく。
いつまでも眺めて居たいという願望を抱くが、現実を見過ごす訳には行かない。
やはり、家路には着かなくてはならない。
「さあ、そろそろ帰ろうかな」
青年は景色を堪能し、帰路に体を向ける。
その時、少し離れた所に何かを眼に捕らえた。
「あれは?」
初投稿です。
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