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Universal Sky and Sea Online 空中のVRMMO  作者: カレーアイス
第三章 クランのわちゃわちゃ
35/76

開催大会 容赦なし

 もう色々あって、決勝です。

『これより第一回UAOサッカー世界大会、決勝戦を行います!』

「オオオオオオ!」


 サッカー会場に、雇ったNPCの実況の声と歓声が鳴り響く。

 観客席は満席になっていて、空中に浮いて観戦している人達までいる。

 そして、フィールドの中心には、一つのサッカーボールが置かれていた。


『では、選手入場です!赤ゼッケン!御伽噺(おとぎばなし)の最後と言えば?そう、ハッピーエンド。今日の試合もこいつらにとってハッピーなエンドになるのか!?《フェアリーテイル》』


 赤いゼッケンを着た、11人の選手が入って来た。

 男女入り混じったチームで、華やかな者や、みすぼらしい感じの者もいる、個性豊かな感じだ。


『白ゼッケン!』

「頑張るよ!」

「オー!」×11


 景気づけのエイエイオーをして……シロンを先頭に、《チーム・スカイマウス》の面々は、サッカーフィールドに入っていった。


『この大会の主催者だが、そんなことで遠慮も手抜きも一切しない! どんな相手でも二人のエースのパワーでねじ込む!《チーム・スカイマウス》!』


 白いゼッケンを着た、11人……いや、10人と1機がフィールド上に立ち並ぶ。

 《チーム・スカイマウス》は10人で、サッカーの11人には足りないので……ユーが作った人型ロボットで代用した。

 というか、11人いないチームなんて山ほどいるので、結構多くのチームにロボットを貸し出していた。


『では、両チーム、礼!』

「お願いします」×11


ポジション(変にフォワードとかミッドフィルターとか書いても分かりにくいので、こんな感じで置いときます。読み飛ばしてもOKです)


シロン 自由(遊撃)

ツィン 前

ヒロ 中

ハルヒ キーパー

ハッシュ 後ろ

リムス 中

深淵 後ろ

F 中

ユー 後ろ

ラウル 後ろ

ロボ子(命名シロン) 前


ルール 一点先取 スキルの使用は自由 町中なのでダメージは入らない 

    羽交い絞めとかはなし


『ピー!』


 試合開始のホイッスルが響き渡る。

 それと同時に、


「〈全揚合奏(ぜんようがっそう)〉」

「〈無力萎(むりょくな)え〉」


 リムスの、全ステータス強化の合奏が始まり……相手の煌びやかな女性が、昔の日本民謡の様な演奏を始めた。

 リムスのを聞いた時は、いつも通りステータスが上がるのを感じたが、煌びやかな人のを聞いた時は、ステータスをが低くなるのを感じた。

 どうやら、こっちの強化とあっちの弱体化が打ち消し合っているようだ。

 まあ、決勝に行くまでに、こういう手合いとも何回か戦っている。


「シロン、こっちだ」

「パス!」


 キックオフして、後ろにいるヒロにボールを渡し、シロンは霊力ジェットで前に行った。

 相手の……犬に騎乗している人を筆頭に、前線を上げて、ボールを奪いに掛かるが、上手くパス回しして、少し下がりつつもボールを維持し、


「ピヨ(アニキ、さっさとやれ)」

「もうちょっと引っ張ってもいいじゃねーか」


 文句を言いつつも、ベルトを触って


「変身!」


 彼の翔具、[仮変騎(かへんき) ライザーライダー]の効果で……某日曜朝のヒーローになれそうな姿に変身した。

 青と赤を基調としたその鎧は、特に足の装甲が厚くなっており、


「行くぜ!〈ライダーキック〉」


 その足で思いっ切りボールを蹴っ飛ばした。

 凄いスピードで飛んでいくそのボールを、空中で受け取ったのは、シロン。

 まともに喰らったらHPが尽きるのだが、ここは町中なので、ダメージは入らない。

 そのまま、

 

「〈ゴーストジェット〉」


 足のアキレス腱辺りに霊力のジェット機ができ、


「シュート!」


 凄まじいスピードでボールをゴールへと蹴っ飛ばした。

 六角形が分からなくなる程回転し、空気との摩擦熱で少し赤くなっている。


「〈布捕り〉……ダメ!」


 相手チームの1人が、布で軌道を逸らそうとしたが、それを突き破って進み続ける。

 しかし、


「〈魔人降臨〉オラァ!」


 相手のキーパーが、メチャクチャマッチョな背後霊の様な物を呼び出し、両腕でボールを受け止め……少し引き下がるも、ゴールに入れることなく止めて見せた。

 ヒロから前で待ってるシロンに回して、一気にゴールに入れる奇襲戦法は、いつもの常套手段なのだが、これまで一度も止められた事はなかった。


「……もうちょっと近くから蹴らないとダメっぽい!」

「ディフェンス(守る)するよ! シロンは前待機、それ以外は下がる」

「了解」


 相手の攻撃役一人に対して、こっちのチームの一人がくっ付く。

 パスの間に割り込んで、ボールを奪い取りたかったが……


「取れよ彦星ぃ!」

「任せろ!〈牛召喚〉」


 ボールを捕った相手のキーパーが、ボールを蹴っ飛ばし……牛を召喚して騎乗した男が、四本の足で受け止めた。

 彼にはロボ子が付いていたが、スピードが違い過ぎて離されてしまっている。


「私が行く!ロボ子は右待機!」


 ツィンが牛君に歯向かっていくが、四歩足のドリブルで上手く掻き乱され……抜かれた。


「って思うじゃん?」


 ツィンの足から空気の刃が分離し、横を通り抜けようとしたボールを飛ばし、ロボ子に渡した。

 犬に騎乗している奴が迫るが、後ろにボールをパスして、一先ずボールを確保した。

 もちろんロボットが人以上のスペックを持っている訳がないので、すぐにパスするようにプログラムされているのだ。


「フッ、ここで入れるぞ」

「あー、全員サングラス装着」


 ボールを受け取った深淵が、圧倒的黄金を深淵から呼び出し……太陽光が乱反射して、目が見えにくくなる。

 こっちはサングラスのお陰で無事だったが、相手からすると鬱陶しいだろう。


「受け取れ、ヒロ」

「応!」


 ヒロにボールを渡そうとしたが、


「〈逆風〉」


 相手の……なんか旅人っぽい人が、ハッシュが使いそうな風魔法でパスを阻んだ。

 そのままボールが旅人に渡る。


「よし、パス!」

「待て、そいつサッカーボールじゃねえ!」

「は!?」


 よく見ると、そのボールはただの金……うん。

 目が上手く効かない中、深淵が金とすり替えたのだ。

 では、本物のサッカーボールはどこに行ったのか。


「こっちや!」


 コートの端の方で、Fがジミーに進めていた。

 既にコーナーに差し掛かっている。

 さらに、シロンがゴールの前で構えている。


「〈炎纏い〉分かってんなリムス!」

「ああ!〈爆音〉!」


ダーン!


 Fがサッカーボールに炎を纏わせて、ゴールの前に出した。

 彼は力のステータスが低いので、そのボールはすぐに取られてしまうのだが、リムスの爆音で無理やり相手を怯ませる。


「いっくよー!〈ゴーストジェット〉」

「……絶対止める!〈魔人降臨〉」


 耳を塞いでいたシロンが、ボールを蹴っ飛ばし……また相手の魔人が受け止めるが、さっきよりも距離が近く、何よりまだFの炎が残っている。

 魔人の腕は破れ、ゴールにボールが入った。



 【かぐや姫】

・全ステータスダウン

 月まで飛んでいきましたね。


 【フランダースの犬】

・騎乗(犬)

 最後に天に昇っていきました。


 【織姫】

・操布

 天に住んでますね


 【アラジン】

・(ランプの)魔人

 空飛ぶ絨毯


 【彦星】

・騎乗(牛)

 天にすんでますね。


 【北風】

・冷風魔法

 北風と太陽ってお話


 

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