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63.レベル上げ

 前回までのあらすじ。この夏の終わり頃、1組の男女が恋に落ちるも、それはあっさりと終わりを告げた。悲しみに暮れる男は遠き異世界エタ・ティールにおいて新たなる恋を見つけた。それは世界の境、別世界では同性という垣根を超えた素晴らしき出会いであった。

 それはさておき、今日は敵を倒してレベル上げに集中します。


 RPGというのは、一般的に敵を倒して経験値を稼ぐものだろう。

 でもこのエターナルファンタジーでは、クエストをしたりアイテム生産をしていくことでも経験値を稼げる。

 つまり、敵と戦わずともゲーム内で何かしらをしていればレベルは上がっていく。

 農業をひたすらしていたら闇の王を倒す力を手に入れてました。なんてのが創作でなく実際にできるのがこのゲームなのだ。


 さて、今のフラウのレベルは魔術師27だ、

 とりあえずの目標としている30まであと少し。

 今日は敵との戦いで経験値を稼ごうと思う。

 効率よく敵を狩れる場所さえ知っておけば、1番いいレベル上げはやはりRPGらしく敵を倒すことなのだ。


「今日は羊を狩ろうと思う」


「一応確認させて。その羊は害獣なのかしら? 世間一般の常識では、羊は無害なものと認識しているわ」


 俺の提案に対してフラウが確認してくる。

 この世界をひとつの現実と考えるフラウからしたら、無闇やたらに動物を狩るのは生態系に影響を及ぼすのではないかと危惧しておられるのだ。

 ゲームなんだから倒しても倒してもぽこじゃか湧いてくるんだけどな……。


 以前はこういうこと言ってくるのを面倒と思っていたが、今ではこれを可愛いと思う俺である。

 動物付きの女の子と考えれば良き。

 さて、フラウが納得する理由を探さなくてはな。

 クエストリストからちょうど良さげなものを探してフラウに見せる。


『羊が大量発生したことにより草が食べられ、荒地が広がっています。間引きをお願いします』


「こういった事態が起きているらしい。可哀想だが、減らすしかない」


「それは人のエゴね。確かに放っておけば事態は悪化するかもしれないわ。でも生態系に手を加えようなどとおこがましい考えよ」


「そうだな。俺たちは人間を優先に考えてしまう愚かな生き物だ。だがそれでも俺はこのおこがましい考えを実行したい。俺たちの生活と、俺たちの未来の……子供達のために」


 ゲーム内でする必要もない環境問題について考える俺たち。

 将来の夫婦生活で意見が食い違ったときの予行演習と思って熱弁する俺。

 子供達のためというワードは俺的にお気に入り。


「そうね……確かにわたしたちは自分本位だわ。この魔法スクロールだって羊皮紙でできているもの。でもあと少しだけ考えたいわ。羊を間引く以外の方法を……」


「そうだな……。草を生やす魔法の開発……いや、これも生態系に手を加える所業。安易に使うべきではないな」


「そうね、魔法は万能ではないわ。羊の天敵となる生き物を呼び寄せて……いえ、それとて生態系に手を出すのと同じこと。事態が悪化する恐れもあるわね」


「代案が思いつかないのも情けない話だが、今見えている問題を地道に潰していくしか無いのかもしれないな」


 とりあえず議論をした感を出して、最初の予定に持っていきたい。

 フラウはまだ納得がいかない顔で悩みこむ。

 うーん……これ以上時間をかけると他のみんなに悪い。

 言い忘れていたが、今日はレオンとニャーノさんとかしわもちが来てくれている。


 レオンとニャーノさんは少し離れたところでイチャついてるから問題ないか……。

 昨日どんな素敵なイベントがあったか詳しくは知らないが、あの仲良さから見て上手くいったことは間違いない。

 かしわもちは近くに座っていて俺たちを微笑ましく見ている。

 側から見たら口論に見えるのかなと思ってたけど、かしわもち視点では仲良く会話しているように見えるのだろうか?


「お母様はどう思われますか?」


「んー、そうだねえ……」


 突如フラウにバトンを渡され悩み始めるかしわもち。

 恐らく俺たちの会話内容について何も考えてなかったはずなので、今知恵を絞り出しているはず。


「すみません、この程度のことでお母様を頼ってしまって」


「いやあ全然嬉しいよー。えっとね……羊の毛皮はいろんなお洋服になるし、お肉は美味しくみんなの生きる力になるからね。大事なのは感謝することだよ。感謝すればいいってのも、人間の勝手な決め事だけどね」


「感謝……そうですよね。勉強になります。では、感謝して狩りましょう。ね?」


「ああ、そうしよう」


 かしわもちの、あまり的を得てはいないけどいいことを言ったような感じ。

 なんでフラウが納得したのかはよくわからない。

 フラウ自信も実はわかってなくて、尊敬するかしわもちの言葉だからだ納得したことにしたのかも?

 なんにせよ、これにて閉廷!


 ようやく本題となる。

 今日のメンバー構成は前衛に俺の闇騎士とレオンの聖騎士。

 後衛にフラウの魔術師とニャーノさんの回復術師。

 中衛というか賑やかし要員として盗賊のかしわもちだ。

 さらにここにレン樽としてレオルとラーニャの初出撃である。


 ではここで説明しておこう。

 魔導兵器であるタルタルは組み込む部品によって、人の職業と同くいろんなタイプに変えられる。

 俺とフラウの呼び出す専用タルタルたちは呼ぶ時に好きな職業に設定できる素敵な仕様。

 今回はフラウの希望で2体とも攻撃魔法を得意な設定にしてあるぞ。


「ねえねえ、このタルタルたちリボンついてる! かわいいねえ」


「ほんとですニャー」


「む、もしかしてこれは幻のユニークレン樽か」


 通常のタルタルにはない見た目……といってもリボンだけだが、それを見てみんながはしゃぐので気分がいい。

 レオンとニャーノさんと冒険した時に偶然見つけたクエストのおかげでこの子達を手に入れたのだ。

 その感謝として2人の名前をとって、レオルとラーニャと名付けている。

 なお、そのクエストの続きとしてこの子達を見せにいく必要があるのだが、今の俺はそれを完全に忘れているので問題ない。


「わたしたちの子供よ」


「ニャニャ! フラウさん産んだんですかニャ? ウチも産みたいですニャー。レオンさーん」


「いや、俺も産んで欲しいですがさすがにタルタルは無理かと……」


「あー、敬語は禁止のはずニャー」


 今日のニャーノさんはテンションが高いなあ。

 さりげなくノロけ会話も挟み込んできている感。


「あたしにもついに孫ができたんだねえ。男の子と女の子が同時で嬉しいよ」


 かしわもちはすでに仲良くなっていて、2体の間で手をつないで、宇宙人が連れ去られるポーズ。

 俺とフラウの影響なのか、レオルとラーニャは手を繋ぐのが好きになっているらしい。


 さて、ある程度わいわいしたのでそろそろ狩りを始めますか。

 ターゲットは羊。生息地から少し離れた場所に一体ずつおびき寄せつつ戦う。

 羊との戦闘中、他の羊が近いと参戦して来てしまうリンクもいう状態になってしまうからだ。

 わりとレベル高めの強敵なので、二体同時に来るとちょっとだけピンチになる。

 というわけで、敵を引っ張る役目は俺がやろうと思う。


「釣りは盗賊の仕事だね、いってくるよ! かしわもダーッシュ!」


 俺が行くという前に猛ダッシュしていくかしわもち。

 盗賊は短時間だけ2倍速で走れるスキルを持っている。

 特に使う必要もないのだが、使いたかったのだろう。

 大丈夫かな……。


 釣りというのは遠くから敵を連れてくる行為であるのため、上手くやらないと戻ってくる間に敵に殴られてしまう。

 それを防ぐためにはブーメランやボウガン、もしくは魔法を使う。

 だけど、我らがかしわもちは自由の民だ。


「ていやっ! かし逃げアターック!」


 かしわもちの盗む!

 mountain sheepから羊毛を盗んだ!


 初めて見たけど説明しよう。

 かし逃げアタックとは、かしわもちが敵から盗みを働き脱兎のごとく逃げ出す華麗な盗賊技だ!

 やった感満載で走って戻ってくるかしわもちは輝いている。

 なお後ろからはリンクしてしまった羊が2匹やってきている。


「フラウ、右の奴を闇へと誘え。左方より撃破していくぞ」


「わかったわ。深淵へと至る道の開放を……」


 打ち合わせしておいた合言葉のひとつを言い放つ。

 訳すと右のやつを眠らせてね、左のやつにみんなで集中攻撃するよ。だ。

 フラウのおねむ魔法が成功して羊は眠りに落ちる。

 リンクした敵はこうやって処理するのだ。


「ごめんねー、リンクしちゃったのかあ。まだあたしは下手だねえ」


「初心者にはよくあること、問題ないよ」


「そうですよかしわもちさん、俺にお任せあれ!」


 こういう時に聖騎士レオンは活躍してくれる。

 走ってきた羊を盾でぶん殴りつつ、眠っている羊には敵のターゲットを惹きつけるスキルを使う。

 たとえ目覚めたとしても、羊の攻撃は両方とも防御の高いレオンが引き受けてくれるのだ。

 それに釣りの失敗とかをいちいち責めていると雰囲気も悪くなるので、過ぎたことは気にせず許すのがパーティー戦のお約束。


「よし、1匹目は全力で攻撃していくぞ!」


 前衛の攻撃の要である俺は武器を構えて攻撃を仕掛ける。


「さあ我が子たち……まずは彼の者の魔力を蝕みなさい。てぇーいっ!」


「うちも今日はフラウさんの子ですニャー。パラーイズ!」


 フラウ、レオル、ラーニャ、ついでにニャーノさんの弱体魔法が次々と羊に襲いかかる。

 毒に痺れに火傷にとても可哀想な状態だが、戦いの基本であるこれをしないと苦戦する強敵なのだ。

 でも一斉に魔法唱える親子と猫が楽しそうでいい。


「次は攻撃よ。炎と雷と風……相乗効果による災害魔法……放てっ!」


 3種の攻撃魔法が羊に襲いかかる。

 魔法を同時に当ててもそんな相乗効果は発生しないが、気分的には発生している。

 俺たちみんなの心の中に発生したならば、そらは事実と同じことなのだ。


「レオンさんにキュアにゃー」


「ニャーノさんありがとう!」


「当然ですニャー」


 普通は戦闘中に回復してもいちいちお礼など言わないものだが、この2人はこの会話を楽しんでいる。

 仲良くてよろしい。

 俺も何か会話したいな。

 

「オ母サン、大好キ!」


「えっ!?」


 あ、レオルが喋った……ていうか、俺が喋らせたのか?

 レオルへの戦闘指示はフラウに任せているが、喋らせるのは俺の意思でできるのかも?

 戸惑うフラウだが、すぐに笑顔となった。

 あれは聖母の微笑み。


「ええ、わたしもレオルが大好きよ」


 なでなでされて嬉しそうなレオルである。

 それをうらやましそうに見てるのは我が実母のかしわもち。

 何を思ったか、俺の背中に飛び乗ってきた。

 そして俺の頭をぺしぺし叩く。


「タカシー、なにか言うことはないかい?」


 何か言わせたいようだが、俺はさっきのレオルのセリフを言ったりはしないぞ。

 あれは子供が言うやつである。

 でもこれくらいは言ってやるか。


「母さん、頼りにしてるよ……ていっ!」


「かしわもミサーイル!」


 背中に乗ってるかしわもちを羊に向かってぶん投げる。

 かしわもちの通常攻撃が勢いよく普通のダメージを羊に与える。


「オ父サン、カッコイイタルー」


 不意にラーニャの声が聞こえてくる。

 ラーニャがそう言うってことは、フラウが俺をかっこいいと思っていることと同義である。

 その嬉しさといえば、語尾はなんやねんとつっこむことも忘れるくらいだ。

 とりあえずラーニャに振り向きガッツポーズを決める。


 強敵を相手にしているが、なんとも楽しい戦闘である。

 ちなみにまだ序盤、魔法の雨を喰らわせて殴りまくってはいるが、削った敵のHPはまだ10分の1ほど。

 自分たちから見て高レベルの敵を相手にする時は、常にボス敵と戦うくらいの覚悟で挑むのである。


「次は3つの炎をまとめてお見舞いするわ。あなたはそれを纏い敵に浴びせて」


「おう!」


 次は家族連携、もちろんこれも見た目だけでゲームシステム的には何も起こらない。

 でも楽しそうなので確実に決めたい!

 えーと、炎を体に纏って敵に向かって焼身突撃?

 いやいや、炎を纏うのは剣でいいよな。


「我が内より生まれし紅蓮の炎よ……」

「橙色ノ炎ヨ……」

「青キ炎ヨ……」


「彼の者を焼き尽くせ!」


 3つの赤い炎がほぼ1つに集まって飛んでいく。

 俺はその炎に合わせて大剣を頭上から大きく振りかぶる!

 そして剣と炎が同時に羊に襲いかかる。


「あたしもいくよっ!」


 かしわもちがどこからかジャンプしてきて、俺の剣を踏み台にジャンプする。

 そして華麗なる通常攻撃が羊に決まる。

 今のはお笑い担当かしわもちにしては珍しく、なかなかカッコよかったぞ。

 あとであの部分の動画をレオンに切り取ってもらおう。


「オ父サンのオ母様、華麗! 素敵!」

「ワーワー!」


 ラーニャがかしわもちを褒め称える。

 俺も同じことを言わせようかと思ったが、何か照れが発生して賑やかし要因と化すレオルであった。

 さて、なんやかんやしてる間に技を発動できる状態となった。

 皆の準備ができているなら連携したいところ。


「レオン、炎の剣を放てるか?」


「おう、準備万端だ!」


「かしわもち、翔べるか?」


「天国からのお迎えはいつでも歓迎だよっ! でもタイミングの指示は出してねっ!」


 いや、まだ逝かないでね。

 かっこいいセリフを言おうとしてちょっとはずしちゃうかしわもちがいつも通りで安心。


「では始めるぞ、燃焼爆熱の陣だ。フラウと我が子たちよ、準備はいいか?」


「ええ、この子達への教育は済ませたわ。可能よ!」


 子供の頭が良くなるかどうかは、両親が勉強を見てあげることが大きく関わるらしい。

 今の状況には一切関係ないが、ふと以前に聞いた情報を思い出した。

 将来の実際の子育てをする時に向けて心の隅にしまっておく。

 脱線したが、連携開始!


「では一の刃! ハードスマーッシュ!」


 大ジャンプし、大剣の刃ではなく腹でぶったたく技である。

 頭にくらった敵は脳震盪を起こしたように動きが少しの間止まる。


「待機するよ、ぺったん!」


 かしわもちが俺の背中に乗っかってくる。

 時が来たらぶん投げるとして、次はレオンの番だ。


「ニの刃! ブァアニィングゥブレェードオオゥ!」


 絶好調の巻き舌と共に、炎を纏った剣が羊に襲いかかる。

 技と技の連携効果が発生し、敵が勢いよく炎上する。

 ここで魔法部隊の初撃だ。


「追撃の炎よ、燃え広がりなさい」


 いつの間にかレオルとラーニャはフラウより離れた位置にいて、3箇所から炎の球が羊に襲いかかる。

 炎の技連携に炎の魔法連携が加わり、羊はさらに燃え上がる。

 たーまやー、と言いたい気分を根性で抑える俺。

 これだけ燃えてもまだまだ元気な羊の生命力よ、とか言ってる場合ではなくかしわもちを投げる準備だ。


「飛べかしわもち、愉快な記憶と共に!」


 俺は前もって羊の背後に移動していた。

 空を飛びながら不意打ちの構えをとるかしわもち。

 技を使うタイミングはバッチリだ。


「風よ風よ、炎を巻き上げてフラウちゃんと孫たちの力となりな! さいくろーん!」


 華麗なナイフ捌きにより巻き起こる風。

 それは旋風となって羊を切り刻み、さらに炎の勢いを増していく。

 その風と炎の勢いは音速を超え、爆発を引き起こす!


「たーまやー」


 俺が我慢していた台詞をあっさり言い放つ。

 さすがは俺の母さんだぜ。

 さあ、最後は魔法部隊の見せ場だ。

 なおこのタイミングで寝ていた羊が目覚めてしまったのだが、レオンがなんとか引きつけて耐えてくれているので、魔法部隊は睡眠魔法より連携優先である。


「魔力の印開放……我が知識よ魔力となりて」

「我ガ力ヲ!」

「我ガ勇気ヲ!」


 またもいつの間にかレオルとラーニャは移動していて、羊を取り囲む三角形を作っていた。

 三箇所で動きをシンクロさせ、胸の前で魔力の印を結んでいくのはなかなかいい光景。

 レオンがきっと編集で3人を同時に画面に出してくれると思うので楽しみ。

 なお魔術師が使える魔力の印というものは次に使う魔法を強化し、先ほど使ったばかりの魔法の再詠唱時間をリセットできる。

 つまり……今日は炎祭りだ!


「地獄の業火に焼かれなさい」

「ヘル!」

「フレイム!」


 魔法の叫びは親子の共同作業となっております。

 後半の美味しいところを子供に譲るあたりはいいお母さんである。

 さて、先ほどより大きな火球が三方向から羊を襲う。

 そして炎は燃え上がり、その色が赤から青へと変化していく。

 先程のような派手さはなく、静かに燃え上がる炎。

 まるで周囲の全てを燃やし尽くして虚無となった状態を表すかのよう。


「綺麗だねえ、これが生命の輝きだよ」


 かしわもちが棒に刺したお芋をその炎で焼きながらしみじみと言う。

 なお羊のHPは削りきれていないので、やがて炎は消えて元気な羊が出てきた。

 連携で倒しきれば特殊演出が見れるのだが、今回は残念ながら見れなかったな。

 ちなみにお芋も焼けない。


「あの炎を打ち消すとはなかなかの生命力ね。いえ、内に秘めたる魔力の力かしら」


「そうだな、強敵だ。油断せずに戦闘を続けるぞ」


「おーい、そんなことよりこいつを眠らせてくれー」


 あ、すっかり忘れてた。

 2体の羊に殴られながら耐えるレオンだが辛そう。

 ニャーノさんも回復を厚めにレオンを補助している。


「レオル、あなたに任せるわ」


「了解! 眠ニ誘エ……スリープ!」


 レオルの睡眠魔法が、リンクしていた方の羊を再度眠らせる。

 というわけで戦闘を続行。

 戦っている方の羊のHPは残り1割ちょっとだ。


「よし、あとは連携も何も関係ない。全力で攻撃だ!」


 全力フルボッコである。

 1匹の羊をよってたかってという感じでもあるが、相手は地獄の業火に焼かれても平気な顔をしている強者なのだ。

 やがて羊を倒しきり、次の羊との戦闘が開始された。

 先程の戦闘と同じように確実に戦って倒す。


 とまあこんな感じでいい感じに狩りが始まったわけだ。

 ちょっと前まで初心者だったフラウやかしわもちも慣れてきたし、レオルとラーニャの初戦もバッチリだ。

 でもまさかこの後あんなことが起こるなんて……というありがちな現象も起きないまま続いていくのであった。

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