次の日のこと
「おきてー起きないとあなたのお世話係があなたを食べちゃいますよ」
翌日、俺はいつも通り昼までぐーすか寝ていると近くでなんか耳障りな声がする。
「起きてくださいー。起きてくださいよー。お姉さん相手してくれないと寂しくて寂しくて和くんのほっぺたつねっちゃいますよぅ」
ぐにぃぃぃぃぃ
俺のほぉつねる誰か。いや誰かは予想できるがまたかよ。また俺部屋の鍵閉め忘れたのかよちきしよう。何でそれにいるんだよババァ俺の許可なく家に人入れんなって
「あ、安心してください。ちゃんとお母様には話を通りましたから。私は和くんの恋人ですよって」
「はぁ!待て待て待て待て!マジで言ったのかそれ!」
俺は思わずびっくりして起き上がるとのほほん顔で「おはよう」と棚川は俺に言う。
「やっと起きたー。もう女を待たせるなんて最低だよ和くん!」
別にいいだろ待たせても。て言うか待て待て待て
「マジで言ったのか?ババァに俺と棚川が付き合ってるって」
棚川はニヤニヤしながら何も言わない。黙り込む。こいつほんとに
「教えてほしいならお姉さんにそれそうおうの態度をとってほしいかな和くん」
く、癪だが仕方ない。頭を下げるしか
「教えてください、棚川、さん」
「えー。下の名前で呼んだら考えようかなー」
口笛を吹いて俺に言う棚川。マジでムカつくな。本当に年上かよと思いながらも
「教えて下さい。恵さん」
俺が恵さんと言うと棚川はほぉを赤らめて
「そんな恵みなんて照れるよう。これからも恵さんって呼んでくれるなら考えようかなぁ」
調子にのりやがってぇ。しかし背に腹はかえられんここは棚川、恵に従おう
「お願いします教えてください恵さん」
俺が言うと恵は「うむ。くるしゅうない。頭を上げよと」と言う。いや別に頭は下げてないけど
「冗談だよー。ちゃんと昨日仲良しになったから大丈夫ですよって言っていれてもらったわ」
にやけながら言う恵に対し俺はかなりイラつくがまぁいい
「で、今日は何しに来たんですか」
「え?お世話しに来たんだよ君の。お世話係って言ったじゃん昨日。馬鹿なの?」
「それなら恵もバカですね。俺にお世話係はいらないと言いましたよ」
俺は恵に言い返すと恵はなぜか照れていた。いや馬鹿にしたのに何で照れてんだこの人
「いやぁ君は人を褒めるのが上手いね。わたしの教育のたまものかな」
いやいや教育も何もあなたが来てからまだ2日目ですよと俺は普通に驚いていた。