お世話係
俺は部屋に入って一度状況確認をするためにまず棚川にきく
「は、はぁ?お世話係?そんなの俺頼んでないけど。誰に頼まれ、いや、雇われた?」
俺は棚川に聞くと棚川は
「そんな誰かに頼まれたとか気にせずに今を楽しみましょうよ」
棚川は笑顔で俺に言う。くっそ、そんな眩しい笑顔で俺を見ないでくれ。眩しすぎるよ27歳のおじさんには
「わ、わかった。それで、棚川はなんでここにいるんだ?」
「なんでと言われましてもさっきと返事は同じですよ。とりあえず今は人生をおうかしましょ?ね?キラッキラの27歳の吉川さん。あ、和くんの方がいいかな?ね。和くんでいい?」
棚川は俺に聞いてくる。
「す、好きに呼べばいい。そ、それでお世話係ってなんだ聞いたことない職業だぞ」
棚川は笑いながら俺に言う
「あはは。和くん変なこと言うね。お世話係なんて職業あるわけないじゃん。あはは」
笑いながら俺に言う棚川に対し俺はこいつぶん殴ってやろうかと思うがじっと堪える。
「お世話係は君のことをお世話する係だよ。メイドとかとは違うよ。ご奉仕とかするわけじゃないからね。君の望むことを私のできる範囲内でする。私のできる範囲内でね」
「・・・それはその、あれだ。少し過激なことでもいいのか?」
俺は棚川に聞くと棚川は
「過激?過激なことを私にするの?和くんはもしかしてあれかな攻めるのが好きとか?それとも私が和くんをいじめる方かな?いやぁ私にそんな趣向はないけどかずくんが望むなら頑張るよ。この歳じゃ少し恥ずかしいけどね」
「恥ずかしい?なんでだよ?棚川、あんた歳いくつだよ?」
棚川はほぉを膨らませて俺に言う。
「もうだめだよ!和くんアウトだよ!本当ならケツバットかタイキックだよ!」
え?何それ?女の子に年齢聞いただけで俺ケツバットがタイキックされんの?おもくね?バツの重さかなりおもくね?
「女性に年齢聞くなんてナンセンスだよ全く。まぁいいや。お世話する以上自己紹介はちゃんとしないとだしね。それではあらためました私の名前は棚川 恵。年齢は30歳、趣味はうーん。人の面倒を見ることかなぁ。ちょうど君みたいな感じの。以上です!」
「以上って、あ、棚川は俺のことどこまで知ってるの?」
俺が棚川に聞くと棚川はにやけながら
「そうだねぇ君のはずかしぃこととかいっぱい知ってるよー。うふふ」
にやけながら俺に言う棚川に対し俺は
「ずるいぞ!俺は棚川のこと全然知らないのに棚川は俺のこと知ってるなんて不平等だ!」
俺は棚川に言うと
「じゃあジャンケンしようか。ジャンケンで勝てば私のこと教えてあげる。その代わり私が勝てば私の質問に和くんは答えてね」
「いいだろう!その勝負受けてやる!」
俺と棚川はジャンケンで勝負することになった。