プロローグ
俺の名前は吉川 和27歳のひきこもりだ。俺は高校卒までいき、就職までしたが上司と上手く付き合うこともできず同僚とも上手くいかない。それが理由で高卒で就職した会社を辞め引きこもって7年。7年間実家からでずに部屋の中で携帯をいじったりパソコンをみたりと怠惰に過ごしていた。
俺はその日、飲み物が欲しくリビングに降りて飲みものをとりにいくと主婦である母が
「和、いつまでこもっているつもり?早く就職先探しなさいよ。バイトでもいいから」
母が俺に言う。何も知らないくせに知ったことを言う母に俺は腹が立ち母に叫ぶ。
「うるせぇ!知ったようなこと言うなよ!ババァには俺の気持ちなんてわかんねぇよ!」
俺が叫ぶと母は怯えながら「ごめんなさいごめんなさい」と言う。
全く、ババァは黙って飯をつくって家事だけしてりゃいいんだよ全く。
そうして俺は部屋の前で自分の部屋の扉を開けると俺の部屋の中に綺麗な茶色の長い髪をストレートになびかせていた女性が俺の部屋に座っていた。
「だ、誰だあんた」
俺は部屋にいた綺麗な女性に聞くと綺麗な女性はこちらを見て
「あ、待ってました!あなたが吉川 和くんですね。私は今日からあなたのお世話がかりを頼まれました棚川 恵といいますぅ」
棚川さんと言う女性は俺にお辞儀をして名乗った。