外伝 アインの章後編
アイン『さあ今日もやるぞ~!』
アインは訓練の内容を矢継ぎ早に指示していく。あれから3ヶ月がたとうとしていた。
ダイン『団長はいいよな~!訓練を見てるふりして寝てんだから。』
アイン『文句は言わない!手を動かす!』
ダイン『は~い…。』
アイン『は~いじゃない!はいっだ。ったくお前ってやつは。少しはオーズを見習え。』
見るとオーズは黙々と、訓練をこなしている。
アイン『さあ始めるんだ。先ずは走り込みからだ。』
ダイン『は~…。はいっ!』
その日の訓練が始まった。
その日の夜
ダイン『ふう~いい風呂だったぜ!オーズもそうだろう?』
オーズ『うん!』
風呂から上がって自室に戻るダインたち。
ボソボソと近くの部屋から物音が聞こえる。
ダイン『?何だ?』
部屋の中
騎士『団長いい加減休んでくださいよ。』
アイン『そうもいかんよ。あの二人はなにも言わずに、言われたメニューをこなしてる。俺が二人以上の事をしないと、示しがつかんだろ? それに最近、ダインがいぶかしがっててな。同じメニューをこなしておかんとな。あの二人の父親でもあるんだからな。』
騎士『はあ…。』
ダイン『団長…。』
オーズ『もっと、もっと、頑張って団長をびっくりさせようよ!』
ダイン『そうだな!それには体を早く休めようぜ!』
オーズ『うん!』
次の朝
アイン『それでは今日の訓練を始める!』
ダイン・オーズ『はいっ!』
アイン『妙にやる気だな。』
ダイン『自分達の目指すべきものが見つかったので。』
アイン『そうか…。では走り込みからだ!始め!』
ダイン・オーズ『はい!』
半年後
二人はトレーニングをこなし、ムキムキとからだができあがっていた
アイン『うん。二人ともいい体つきになったな。さて、今日からよいよ剣術を教える!』
ダイン・オーズ『やった~!』
ダイン『何をすればいいんですか?』
アイン『まあ、待て。その前に騎士に必要な力前に教えたが覚えてるか?』
ダイン『う~ん…。戦い、勝利すること?』
アイン『もちろんそれも重要だが、騎士はもっと重要なことがある。それは…。』
ダイン『それは?』
アイン『人を守ることだ。人を守り、その人の生活や家族を守る。騎士とはそう言うものだ。』
オーズ『成る程。』
アイン『お前達には人を殺すためではなく、人を守る剣を身に付けてほしい。』
ダイン・オーズ『分かりました!』
アイン『では、基礎を教える。基礎をやって、実地訓練だ。実戦形式で行うぞ。』
ダイン・オーズ『はいっ!』
アイン『先ずは素振りからだ!』
ダインとオーズは剣術訓練を開始した。
その日の夕方。
アイン『二人の実力派だいたい分かった。ダインは攻めすぎだ。もう少し守ることを考えろ。』
ダイン『はい…。』
アイン『オーズはその逆だ。もう少し前に出て打ち込め。守る事は大事だが攻めも同じくらい大事だ。』
オーズ『はい…。』
アイン『よしっ今日はここまで。』
ダイン・オーズ『ありがとうございました。』
毎日二人は剣術の練習に励みメキメキ力をつけていった。一年もすると、他の騎士とも対戦し幾度か勝利するようになった。
それから8年の歳月がたった…。
入団試験
あれから8年がたった。ダインとオーズは歳は16になっていた。
アイン『いよいよここまで来たな。二人とも。』
ダイン・オーズ『はいっ!』
アイン『入団試験を開始する!』
ダイン・オーズ『はいっ!』
アイン『試験は簡単だどんなてを使ってもいいから私に一太刀を浴びせろ。それが入団試験だ。二人同時に来ても構わんよ?』
ダイン・オーズ『ではいきます!』
二人は同時に突っ込む。
ダイン・オーズ『とりゃー!』
アインは軽くいなす。
アイン『ほらほら後ろががら空きだぞ?』
ゴンっ!ガンッ!
ダイン・オーズ『いってぇ~!』
アイン『もう終わりか?』
ダイン・オーズ『まだまだぁ!!』
キィン!ガキィン!
アインは時には華麗に交わし、時には剣で受け止める。そうして日がくれた。そこに騎士がやって来た。
騎士『いかがでしたか?』
アイン『よくやったよ。二人とも。最後の最後で私に一太刀いれたよ。』
騎士『それでは?』
アイン『ああ。合格だ。あっ。そうそう。二人を寝室に運んでやってくれ。しばらく起きないだろうからな。』
騎士『分かりました。』
騎士はダインとオーズをかかいあげ寝室に運んだ。
その夜
ダイン『っ!ここは。』
騎士『目か覚めたか。』
オーズ『試験はどうなったの?』
騎士『二人とも合格だとよ。良かったな。』
ダイン・オーズ『やった~!』
騎士『明日からは騎士団詰め所に来るようにとのことだ。』
ダイン『分かりました。これからもよろしくお願いします。』
騎士『ああ。お前達と仕事ができる日を楽しみにしてるぞ。』
ダイン・オーズ『ありがとうございます!』
騎士『じゃあな。』
手を降って騎士は去っていく。
ダイン『明日からは騎士だ!』
オーズ『まだ見習いだけどな。』
ダイン『それはいいっこなしだぜ!とにかく明日から頑張ろうぜ!』
オーズ『ああ!』
ダインとオーズは騎士になると心に決めたのだった。
15年後…。
アイン『早いものだ。悪ガキだった二人がここまでになる何てな。』
二人の成長を楽しみにしつつ仕事に励むのだった。
~完~




