第21話 新たなる地へ
アヴァロンとウエストリアの戦いから一月がたった。ダイン達は戦後処理に終われていた。そんな中ダインとオーズ、フローラは、アインから呼び出しを受けていた。
騎士団仮詰め所
アイン『忙しいところすまんな。』
ダイン『いえ。』
アイン『お前達にやってもらいたいことがある。』
オーズ『なんでしょうか。』
アイン『実はウエストリアに和平の使者としてガスパー大臣が行くことに決まったのだ。お前達にその護衛をたのみたい。』
ダイン『分かりました。』
アイン『ウエストリアには火の精霊竜の神殿がある。王の推薦状もあるから行ってみるといい。まあこっちの方が本命か。今回の褒美みたいなもんだ。』
ダイン『ありがとうございます。』
アイン『それとお前達の通行書と身分証明だ。これでお前達はどこにでも行けるだろう。それとは別にお前達に頼みたいことがある。公爵を、嫌、アシュトナーを倒してほしいのだ。』
ダイン『公爵を…。』
アイン『アイツは裏切り者だ。例え友だったとしても、許すことはできん。』
フローラ『しかし、公爵には魔剣が有ります。あの剣の力をどうにかしないことには、手も足もでないわ。』
アイン『その事だが一つだけ心あたりがある。』
ダイン『心当たり?』
アイン『ビルドだ。あの人なら魔剣にも詳しいはず。ビルドに会い、魔剣の事を聞いてみてくれ。』
ダイン『分かりました。行ってみます。』
ダイン達は詰め所を後にした。
~ビルドの工房~
詰め所を後にしたダイン達はダームにあるビルドの工房に来ていた。
ビルド『なんだってぇ!魔剣ネクロスと戦っただとぉ!あの魔剣と戦ってよく生きてたな。』
ダイン『ああ。アイン団長のアスラのお陰で助かった。』
ビルド『ああ…。そうか。しかしアスラの破邪の力だけでは押さえきれないだろう?』
フローラ『団長はアスラを犠牲にして何とか打ち勝ちました。』
ビルド『そうか…。』
ダイン『ネクロスの事を教えてください。』
ビルド『あの剣はこの世に神々が産み出したとされる最高傑作の3振りしかない魔剣のうちのひと振り。正直アスラでは手も足も出んよ。それでも打ち勝てたのなら、まだ持ち主が覚醒してなかったのだろう。』
ダイン『打ち勝つにはどうすれば?』
ビルド『打ち勝つには、こっちも聖剣を揃えるしかねぇな。』
ダイン『その聖剣はどこに?』
ビルド『場所は、東の大国ウエストリアにある、ホウエン火山だ。名は確か、火焔聖剣サラマンダー、火の聖剣だ。』
ダイン『分かった。』
ビルド『何かあったのか?』
ダイン『アシュトナー公爵が裏切った。』
ビルド『アシュトナーが!そうか…。アインはつらかっただろうな…。アシュトナーとアインは、共に切磋琢磨し剣の腕を磨きあった仲だと聞く。親友であり、よきライバルであったはず…。』
ダイン『そうだったのか。』
ビルド『俺からも頼みてぇ。ネクロスを破壊し、アシュトナーを正気に戻してやってくれ。』
ダイン『………。分かった。』
ビルド『頼む。』
ダイン『ああ…。』
ダイン達は武具のを補修をしてもらい工房を出た。
~一週間後~
ついにウエストリアに出発する日がきた。
ガスパー『頼んだぞ。何事もないようにな。』
ダイン『お任せを。よし出発だ!』
ダイン達はアヴァロンを出発した。




