第20話 奪還
王都内部
アシュトンを撃破後、フローラが倒れたためアイン達は人気のない建物に移り、暫し休息をしていた。
ダイン『もう大丈夫なのか?』
フローラ『ええ。大分、気が楽になったわ。』
ダイン『無理はするなよ。』
フローラ『ありがとう。』
そこに様子を見に行っていたオーズが戻ってくる。
バタンッ!
ドアを開け、中に入る。
オーズ『ただいま戻りました。』
アイン『王城の様子は?』
オーズ『回りには敵兵だらけです。』
アイン『そうか。どのくらい王城の回りにいる?』
オーズ『はい。見た限りでは、500人程です。』
ダイン『どうします?』
アイン『ふ~む…。強行突破しかないだろうな。』
フローラ『強行突破…。』
ダイン『なら、やりましょう!』
アイン『そうだな…。』
ダイン『先陣は俺がいかせて貰います!』
アイン『任せた。』
ダイン『行くぞ!オーズ!』
オーズ『おう!』
ダインとオーズは外に出て王城に向かって、走り出す。
王城前広場
ダイン『うぉぉお!どりゃああ!』
ガキィィン!
キィンッ!
王城に突撃したダイン達は次々と敵兵を斬っていく。
アイン『応援が来る前に城に入るぞ!』
ダイン『はいっ!』
入り口に向かってダイン達は動き出す。と、その時!
フローラ『!!ダイン危ない!避けて!』
ダイン『!!』
咄嗟にダインは飛び退く、直後門を破壊して、衝撃波が飛んでくる!
ドォォォォンッ!
衝撃波が建物に当たり、建物を破壊する!
ゴゴゴッ!ドォンッ!
衝撃波の当たった建物は、意図も簡単に崩れていく。
???『バカ息子は時間稼ぎも出来んのか!』
破壊された門の方から声がする。
アイン『その声はま、まさか!』
そして、一人の男が出てきた。
ダイン『貴方はアシュトナー公爵!』
アシュトナー『久しぶりだな。アインよ。』
アイン『な、なぜ貴方が…。』
アシュトナー『本当の内通者は私だよ。』
アイン『なっ!何?それにその剣は…。破壊したはず…。』
アシュトナー『わはは。あのバカ息子の持っていた、紛い物と一緒にするな。こっちが本物だよ。本物のネクロスだ。』
ダイン『このぉぉ!』
ガキィィン!
アシュトナー『ほう。なかなかいい太刀筋だ。少し遊んでやろう。』
アイン『アシュトナー公爵は昔剣聖と言われたかた、無理をするな!ダイン!』
アシュトナー『ほらわきが甘いぞ。』
ザシュッ!
アシュトナーの剣がダインの脇をなぐ。
ダイン『ぐうう。』
アイン『なぜこのようなことを。』
アシュトナー『私も王になりたかったのさ。』
アイン『他国の力を借りてでもか!』
アシュトナー『互いの利害が一致したのだ。ザガートとな。』
ザガート『アシュトナーよ。』
アシュトナー『ザガートか。準備はできたのか?』
ザガート『ああ。もうもどっていいぞ。』
アシュトナー『時間のようだ。お別れだな。』
アイン『待てっ!』
アシュトナー『さらばだ。友だった者よ。』
アシュトナーの姿が光に包まれ消える。
ダイン『待てっ!うっ。』
フローラ『ダイン!』
駆け寄るフローラ。
フローラ『大丈夫?』
ダイン『あ、ああ。アシュトナーのやつはどこへ消えた?』
その時、地響きが始まった。
ゴゴゴゴゴゴ!
ダイン『な、なんだこの地響きは。』
アイン『見ろ!し、城が。』
オーズ『浮上している。』
アイン『ば、バカな!』
浮上したアヴァロン城にザガートの姿が写し出される。
ザガート『これはこれは皆さん。』
ダイン『ザガート!』
フローラ『炎よ。ファイヤーボール!』
炎の玉が複数生まれ、ザガートに当たる。
ドォン!
ザガート『無駄ですよ。ホログラム何でね。私のほしかったものが手に入ったので、お礼がしたいと思いましてね。』
ダイン『何?』
ザガート『まあ。受け取ってください。出でよブラックワイバーンよ!』
そこに巨大な飛竜が出現した。
ザガート『おもちゃで遊んであげてください。ではさらばです。あはは。あ~はっはっはっ。』
浮上したアヴァロン城は消えていく。
ダイン『待てっ!ザガート!』
アイン『待てダイン!先ずあいつをどうにかするぞ。』
ブラックワイバーンは炎を吐きながら襲いかかってくる!
ダイン『舐めるなぁぁ!』
ザシュッ!
ダインのはなった一撃は瞬時にワイバーンの首を跳ねた。
ドォォォォン…。
ブラックワイバーンは力なく地面に落下して絶命する。
ダイン『ハア、ハア、ハア、や、やった。』
アイン『ダインやったな!』
ダイン『団長…。』
アイン『しかし城がなくなったな…。』
ダイン『また作れますよ。』
アイン『そうだな。』
騎士『団長!』
アイン『お前達どうしてここに?』
騎士『渓谷に来ていたウエストリア軍が突然消えたのです。王は王都の援軍に向かえと。』
アイン『そうだったのか。城内にいたウエストリア軍は?』
騎士『今掃討しております。』
アイン『そうか。終わったのだな。』
騎士『はい。』
そのひのうちにアヴァロン軍の掃討作戦により、ウエストリア軍は壊滅した。




