第18話 王都、突入
アヴァロン軍宿舎
夕食を終えたダインは腹をポンポン叩きながら宿舎へ戻っていた。そこにフローラの姿を見かける。
ダイン『フローラ?』
フローラ『ダイン…。』
ダイン『どうしたんだ?』
フローラ『いえ。何でもない。星を見てただけ。』
ダイン『ふーん。まあ明日は早い。早めに休んでおけよ。』
フローラ『あら。深くは聞かないのね。』
ダイン『聞いてほしいのか?』
フローラ『いいえ別に…。』
ダイン『なら、別にいいさ。明日は失敗は許されない作戦だ。寝不足になって寝坊するなよ。』
フローラ『ふふっ。そっちこそ、今の台詞そのまま返すわよ。寝坊しないでね。』
ダイン『バ、バカ誰が。』
ダイン・フローラ『あははは。』
次の日の朝
アイン『集まってるようだな。これより王都奪還作戦の全容を伝える。先ず、王都の西側にある抜け穴から王都に入る。王都に入ったのち、王城に奇襲をかけ大将を打つ。敵に気がつかれるまえに、勝負をかけるぞ。』
全員『はいっ!』
王『皆、頼んだぞ。』
アイン達は人を出て抜け穴に向かった。
~抜け穴~
アイン達は丸一日かけて王都の西側の抜け穴にたどり着いた。
ダイン『ここか。』
アイン『この先は何があるかわからない。気をつけて進むぞ』
ダイン『はい。』
抜け穴の中に入ると、そこはじめっとしており、蒸していた。
アイン『抜け穴と言ってもほぼ天然の洞窟に近い。』
フローラ『待って、何か感じるわ。』
ダイン『何かいるのか?』
フローラ『あの穴の向こう。』
穴の向こうには、スケルトンがいた。
ダイン『スケルトンか。』
アイン『先にも言ったが天然の洞窟に近い。何がいるかわからない。』
オーズ『どうします?』
アイン『あまり、王都に入るまで騒ぎを起こしたくないが…。』
フローラ『ここは、私に任せてください。』
アイン『やれるか?』
フローラ『はい。』
フローラは詠唱を開始する。そして、詠唱終え言霊にのせる。
フローラ『光よ、不浄なる魂をその力をもって浄化せよ!リザレクション!』
スケルトン達は光に包まれ消えていく。
ダイン『さすがだな。新しい魔法か?』
フローラ『え、ええ。』
オーズ『少し顔色が悪いぞ。大丈夫か?』
フローラ『だ、大丈夫。先に進みましょう!』
ダイン達はモンスターと何度か出くわしたが、その度にモンスターを倒して、どんどん先に進んでいく。そして、遂に出口にたどり着く。
アイン『出口だ!急ぐぞ!』
ダイン『おお!』
ダイン達は遂に王都にたどり着いた。
~王都~
アイン『どうやら町外れのようだな。よしこのまま城内まで行くぞ!』
???『そうは行かせませんよ。』
何者だ!
そこには追跡者の姿があった。
ダイン『お前は追跡者!なんでここに!』
追跡者『お久しぶりですね。皆さん。さてなんででしょうね。今日こそはあの女を貰いますよ。』
ダイン『そうはさせるか!』
4人は戦闘体制に入る。
アイン『貴様がウエストリア軍の総大将か!』
追跡者は不適に笑う。
追跡者『まだ貴方達にも名乗ってなかったですね。そうです。私がザガートです。ウエストリアの皆さんは貴方達と違って、すぐに従順になってくれましたがね。もう一度お聞きします。あの女を私に渡してください。』
ダイン『バカな事をことを言うんじゃねえ!』
ダインはザガートに向かって走り出す。
ガキィィン!
そこに一人の男が割って入る。
ダイン『お前はアシュトナー家のバカ息子!』
???『ここは私にお任せを。ザガート様。この程度の者達、私一人で十分でございます。』
ザガート『いいでしょう。但しあの女はとらえてこちらに連れてくるように。あとは好きにしなさい。アシュトン。』
アシュトン『はっ!』
ザガートは消えていく。
ダイン『待てっザガート!!』
アシュトン『貴様たちの相手はこの私だ。新アヴァロン王のな。』
アイン『内通者はお前だったのか!』
アシュトンと対峙する4人。アヴァロン王国の命運をかけた戦いが始まろうとしていた。




