資料1.歴史の教科書(1)
<世界の歴史・上> はじめに
今から40億年前、地球上の全ての生物の祖である有機体が誕生した。そしてその初期の生物は現在見られるような複雑な構造をしておらず、単純な自己複製子であった。これが地球上での激しい自然淘汰を経ることによって徐々にその複雑さを増していったのである。
さて、では現代を生きる私たち人類はいつ発生したのだろう?実は現代の学者をもってしてもこの問にはっきりと答えることはできないのである。しかし、数少ない出土した化石を元にした大まかな類推はされており、だいたい200万年前から500万年前の間であろうという説が主流である。
さらに40万年前にはネアンデルターレンシスが西アジアから中央アジアの辺りに出現し、我々人類の歴史が始動するのである。そして30万年前にはサピエンスがアフリカに出現し、現代の人類を構成する種が出揃うことになる。以降、人類の文明が発達し幾つかの国が発生するまでネアンデルターレンシスとサピエンスは交流を持ちながらも、一定の距離感で生活をしていたことが分かっている。
そして10万年前、インドのニューデリーに直径200mの隕石が落下しこれに含まれていた大量の魔素が連鎖的に地球上の原子と反応を起こすことであらゆる地球上の原子は魔化された。これが地球上に於ける魔法現象の始まりである。
その後7万年前から数万年で人類は急激に認知的能力を発達させ、様々な発明をした。船、釣り針、弓矢、ランプなどである。また、魔法技術に関してもこの時期に急激に発達しており、テレパシーや発熱魔法、水や鉄の生成魔法を発明した。
そして人類は約1万2千年前に狩猟採集社会から農耕社会へと徐々に変化の兆しを見せ、それぞれが農耕のし易い地域に定住するようになった。
ここからの人類の歴史はあっという間である。今から5千年前には大きな規模の国が複数発生し、それらが交流し文化を研鑽していった。初めて貨幣や宗教が生まれたのはこの辺りである。そして、今から500年ほど前に科学革命が起こり、ここ200年で世界を巻き込んだ大戦が3回発生した後、現在に至る訳である。
ここまで歴史の概略を説明してきたが、この中でも本書ではBC2000年からAD1960年代までの世界史を9章に分けて解説していく。
出版 帝都図書
1978年 第1刷発行




