他愛のない日常譚3
この物語は他愛のない日常を坦々と書くものです。過度な期待はしないでください。
夜の散歩は良いものだ。昼間の太陽の光、セミ、子供の喧騒、そんなようものが全て嘘だったかのように錯覚させ、全くの別世界なのではないかと錯覚させる。
流石に大袈裟か。うんそうだな。
もうすぐ、夏休みが近い。
その対価とでも言わんばかりに毎日忙しなく大学に通っていた僕は、気がついたら夜の世界に足を歩ませていた。
「最近は駅の方にしか歩いていないからなせっかくだし逆側に行こう。」
逆側だと昔通っていた学校がある方だな。
「懐かしい」
ふと、そんな独り言が出てきてしまう。
こんなこと言ってしまうなんて、もしかして僕老けてんな。
まだ社会人にも満たないのにそんなことを言ってしまうなんてもしかしてえもえもの実の能力者なのかもしれない。
それにしても、何故か独り言が捗るな。
少し歩いていると。
やっぱり夏は夏だね。
風が少し止むだけで、今が夏だと実感させられる少しジメジメした暑さだ。
自然と足は、夜の虫たちのように、ある光に自然と足先が向いていく。
「やっぱりアイスだよなぁ」
コンビニに吸い込まれていく。
アイスはガリくんにした。
たまに、自分の運を無性に試したくなる時ってあるよね。
おみくじとか見かけたら絶対引くしな。
ガリくんの袋を開けようと引っ張り開けで袋を開ける。
ひっぱり開けがわからない人はググることをおぬぬめする。
棒を掴み引き抜こうとした。
その時、アイスと袋がくっついていて。なかなか取れない。
僕は意を決して、一気に引き抜く。
「すっ」
そんな間の抜けた音がした。
見てみるとなんと、棒だけが抜けていた。
抜けてしまった棒をなかなかとみてしまっ僕は自分失敗に気づく。
「やべっ」
そう言いつつすぐに棒を刺す戻した。
なんて言ったってこのアイスの醍醐味はあたりかハズレかをどっちかなとワクワクしながら食べ進めていくものなのに、なんと食べる前にネタバラシを食らってしまうなんて。
「ふっ、ははははは」
変に笑いが込み上げてきた。
なぜだろう。
ひとしきり笑った僕はアイスを握りしめてしまっていたことに気づき手の中のアイスはポタポタと溶け始めていた。
僕は溶けかけたアイスを食べもう一度コンビニに戻りもう一度ガリくんを買い家への帰路に着く。
その時のアイスの味は。
―とても懐かしく優しい味がした。―
※ここは好きに書きます。
毎日投稿もう止まってね?
いや今日という仕切りは作者が寝るまでが今日だからまだ寝てないから実質毎日投稿は止まってない。
ちなみにアイスはハズレ。
なんで投稿が遅いかって、今日ほぼなんもしてねえからです。
ある魔法少女げーを、していたから
こうしてなんもない日もあるからふと浮かんだストーリーも日常ではないけど書いてもいいこととしたいです。
この物語があなたの日常の一幕となれたら光栄です。