製造
早速、五組に分けて今日は一組目三十人に働いてもらう。
「半分の人は、大工さんのお手伝いを頼む。一人はこの花を採取を」
といって、黄色のプラティコを見せる。
「それはすぐそこにある花じゃねえか。そんなんでいいのか?」
そんなの取って何をするんだ、というリアクションである。
「はい。残りの人は、湖に居るこの蛙を捕獲を。湖の一部を柵で囲うので、そこに蛙を入れてもらう」
そう言って、石鹸蛙を見せる。
「蛙獲り~? 本当にそれでお金貰えるのか? 大工仕事の方は分かるけどよ……」
そう言ったのは、先ほど騙そうとしているだろうと言っていた男ギルだ。
「ギルさん、信じてくれ。俺も全財産を使ってこの事業を行っている」
「……まあ金を貰えたらなんでもいいがよ」
こうして蛙捕獲作戦が始まった。
三時間後、約三十匹の蛙が集まった。空いていた俺は湖の一部を柵で囲い、生け簀を作成した。
では集まった村人達に今後の仕事を説明する。
「では、詳細について説明していく。この事業はこの花、黄プラティコを青プラティコに変え、販売することを主にする。この黄プラティコでは価値は全くない。だが、青プラティコは一本二千Gする」
「二千G⁉ だが、どうやって変えるんだ?」
当然の疑問である。
「そこでこの石鹸蛙だ。舌を軽く引っ張ると、浄化水を吐き出す。この水に花を二十四時間浸せば青プラティコに変わる。浄化水は半日で効果が切れるから、半日ごとに水を変えてくれ。簡単だろう?」
浄化水という名は俺が命名した。領主権限である。
「確かに青いプラティコが高いってのは聞いたことあるんですが、そんなことで変わるんでしょうか?」
「変わる!」
俺は自信満々に告げる。
皆不安そうだが、信じてもらうしかない。給料は現金払いでその場で払った。
花を浸して約二十四時間後。皆花を浸した木桶を真剣な顔で見つめている。
「本当に変わるんだろうか?」
「変わらなかったら、また皆無職か?」
と村人達が不安そうに話している。
俺も、まだ変わらないのか? と内心不安になる。まだ変わった実物を見てないからだ。
だが、遂に花に変化が訪れる。花の色が黄色から青色に変化した。
「か、変わった!」
俺は大声を上げる。
「本当に変わったぞ!」
「すげえ! これ全部二千Gになるのか!?」
村人も変わった青プラティコを見て興奮している。
「領主様、凄かったんですね。青プラティコの製造方法は教会しかしらない機密事項なのに……!」
村人から尊敬の眼差しで見られる。まさかスキルで知ったとも言い辛い状況である。
「ま、まあね……。後はこれを量産する。これはうちの新しい名物になるぞ!」
なんとか成功を収めた。後は量産体制を整えるだけである。
それから数日、今日は三十人程が動き回っている。と言っても、半分くらいは建物建設のためだが。
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