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アニメ演出、獄乃坂  作者: 二ノ宮大幸
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2話

2話


獄乃坂「やっぱりオジキ(叔父貴)の描いたコンテはキレッキレじゃのう…」


元極道のアニメ演出家、獄乃坂が演打ち(監督と演出の打ち合わせ)前にコンテの読み込みをしている。

背景を思い浮かべ、キャラクターの行動を想像し、色を乗せ、最終的な完成画面をイメージする。約1240秒の映像を頭の中で画を書くのである。

そこに網鷹制作デスクが新人制作進行の白瑛を連れてやって来る。今回は女性の制作進行である。


網鷹制作デスク「獄乃坂さん、お疲れ様です。新しく入った制作の紹介させてもらえませんか」

白瑛制作「初めまして。制作の白瑛です。よろしくお願いしま…ひっ!」

獄乃坂「おお…演出の獄乃坂です…よろしゅう…」


白瑛の顔がみるみる青ざめる。


制作区画。

白瑛制作が網鷹制作デスクのところで騒いでいる。


白瑛制作「網鷹さん!初めての担当だから優しい人と組んでもらうって言ってたじゃないですか!ヤクザ!ヤクザでしたよ!?チェンジお願いします!」

網鷹制作デスク「何言ってるの、あかんに決まってるでしょ」


アニメーション制作において、制作進行、演出、作画、色指定各スタッフは、基本的に一旦同じ話数に組んでしまうと、その話数を納品するまで変わることはない。

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