ファスミーヤの極致と局地
「ホント・・・何なの?」
最早私は傍観者の様に眺める事しか出来る術はない
【暴喰神】は攻撃してきた相手を敵と見做して攻撃を行う
【剣神】は指定されたモノを殲滅する為だけに攻撃を行う
・・・詰まりはどちらかがどちらかを滅する迄はこの戦いが続くという事だ
「考える限り最悪の組み合わせじゃない・・・」
そう呟く私など眼中にも無い様に・・・いや違う
眼中に無く、【暴喰神】と【剣神】は互いに攻撃を仕掛けていく
そしてその余波であろうか?
【神】が身動きし、攻撃を行い、防御する度に地面は揺れ、自然界に充満している筈の魔力が薄くなっている気がする
「pwejqpjmpowjsaemap@o]pag@jea0njap0ma:pgjpajgpogjejajagempogjpajgapejgaejpogjpaojgpajgrjpgpoaejgap:jgap:jgap:gjgpojgao9nhyqaopjatep:aejeagpeojaejpogapjggmvmpvajpaejpjgajqpoj」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
【暴喰神】が何かを言っている事に対し、【剣神】はその言葉を黙殺する
そしてそのまま相も変わらず互いが互いを攻撃するという作業を繰り返す
このまま【神】の動向を見守る事をせずに避難する事も恐らく容易だと思案するが、即座に首を振りその考えを否定する
私は【真祖】だ
この世界で【神】ではないにしても、この世界で生きる種族にとって【神】にも等しい存在だ
そんな私が・・・何もできないにしても、この世界の行く末を見守らずにこのまま避難するという事だけは私自身が許せない
死ぬときは死ぬし、生き延びたなら生き延びた
それで良いじゃないと半場諦観の境地に達しながらも一人でそう呟く
その心情が【真祖】としてなのかやけくそなのかは最早分からないが・・・
「eb4oiwpjp@jp@q@qajk@qk@k34@q@-040go34jpaja@eojgk@ajkgaporjg;oajaegapouwwsr@q]qgoprejapojgqprgjpaojrgpqojgpqojgpojrgporjgpoqjgqpjgrorejgpjogpojrgepjogqopgjpaejgag」
【暴喰神】が再度スキルは発動させる
何かを呟いたその瞬間、【剣神】の周りを複数の黒い渦が取り囲む
そして・・・
「「「「「「「「saeniwhqejgqaepjqa4jopqanseiaejpiojhap:」」」」」」」」
渦の中から複数の【暴喰ノ口】が顕現され、【剣神】に向かって一斉に触手による攻撃を仕掛けていった
「【月華美刃】」
私からすれば悪夢であるかの様な全方位による【暴喰ノ口】による攻撃は、目の前の【剣神】からすれば打つ手がないという程の攻撃ではないかの様に淡々とスキルを発動させる
そして【剣神】がスキルを発動させたその瞬間、気が付けば無数の触手は正しく一刀両断に斬られている
「これが・・・剣の極致・・・」
あの嵐の様な猛攻をいとも容易くスキル1つで捌いていく
魔法を主とする妖精霊族の【真祖】たる私でも見惚れる程の極致が其処にあった
「「「「「「「「saeniwhqejgqaepjqa4jopqanseiaejpiojhap:!!!!」」」」」」」」
けれどその様な感動も、【暴喰ノ口】の叫び声で現実に引き戻される
斬られた触手たちが再生しながら再度【剣神】に対して攻撃を仕掛けていこうとしているのだ
そして再度仕掛けられる攻撃を見て、【剣神】の表情が初めて歪んだ