表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アカノクロノ  作者: ばてぃ〜
ⅩⅥ章【タトエセカイガオワッテモ】
456/640

クロノの選抜と選出


「さて・・・これから【狂笑道化団】のパーティーに出席する人選を決めて行こうと思う。」


僕がそう宣言するとルーシャは板にサイクスが伝えてきた情報を書き出し始める


【狂乱ノ道化】クロノ=エンドロール

【狂悦ノ道化】サイクス

【狂炎ノ道化】アカノ=エンドロール

【狂滅ノ道化】サンドラ=アーガランド

【狂楽ノ道化】ロキフェル=トリス

【狂謀ノ道化】ポセイラン=ヌイ=スーラ

【狂信ノ道化】イファン=ロードベル

【狂戒ノ道化】ゴーガン=G=ブロウズン


サイクスが教えて来た名前を羅列して記入されているのを眺めると・・・何とも言えない気分となる

姉さんの名前がある事もそうだが・・・僕の名前が記入されている事に頭を垂れてしまう


「ク、クロノ様!私たちは貴方様が道化団の一員だとは思っていませんよ?!」


「・・・だよね。」


まぁこれで少しでも疑念を持たれると立ち直れなくなる

ヴァリアの名前が無い所を見ると・・・恐らく彼女が【狂乱ノ道化】だろう


「しかし・・・【魔王】3名か。」


ヴァリアやサイクスも厄介だが・・・其処に【魔王】が3名に加えて人族の最高峰とも言うべき称号を持つ【剣神】、【聖女】までもが在籍している

そうそうたるメンバーと言っても過言では無いだろう


「この【狂戒ノ道化】ゴーガンって誰だろう?魔族なのかな?」


「他国の情報までは存じ上げませんが・・・聞いた事の無いお名前ですね。」


ファーニャがそう言うと皆も頷く

だがルーシャだけは必死に思い出そうとしているのか思案顔だった


「まぁ兎も角、相手の戦力は判明した。後は誰が出向き、誰が誰の相手をするかと言う話になるけれど・・・。」


「我が主、総力戦は無いのでしょうか?」


ダンキの質問に僕は首を振りながら「それは無い。」と答えて言葉を続けた


「そもそも今回の趣向はブロウドさんを楽しませる為にアイツ等が企画した事だ。総力戦を行えば余す事無く楽しませるという趣向から逸脱するだろう?それにあいつらが僕が思っている以上に愚かで総力戦を仕掛けてきたとしても・・・相手を見定めること自体は悪い事じゃないと思うよ。」


「・・・成程。」


納得したかの様な表情を浮かべてダンキは着席する

そして僕は彼が着席したのを確認し、全員を見渡しながら言葉を続ける


「先ずは誰を連れて行くかという議題からだけど・・・僕とブロウドさんは確定として残り6人を指定したいと思う。」


「我が主、俺は行きます。」

「我が盟主、私も当然参ります。」

「主君が待っております故、行かぬという選択肢は有りません。」

「旦那様、私に留守番は申しませんよね?」

「天使族からは私が行ってあげるわ。」


俺も俺もも次々と立候補してくる

思った以上に名乗り出る者が多くて驚いてしまう


(魔族は人族以上に戦いを好むのは本当の事なんだろうな・・・)


他人事の様にそんな事を思いながらも場を静める様にジェスチャーを行う

全員がそれに気付いて静まった所で草案ではあるが僕が考えた布陣を発表する事にした


「取り敢えず僕の方でメンバーを考えてみたんだ。それを聞いてから異論がある人は名乗り出て欲しい。」


そう言うと全員が頷く


「先ずは・・・僕、クロノ=エンドロールと【真祖】ブロウド=グランニューは確定枠だね。それから先ずは・・・【魔王】ダンキ。」


「おぉぉぉぉーーー!!!」


名を挙げた途端、彼は立ち上がり周りを威圧するかの様に雄たけびを上げる

まぁ、ダンキを連れて行く事に異論がある者は居ないだろう・・・

【大罪スキル】持ちであり、【魔王同盟】の【魔王】も難なく退けた彼は僕の重臣とも言える存在だ

周りも至極当然という様な反応をしている為、彼の名を真っ先に挙げて良かったと内心ホッとしたのは皆には内緒だ・・・


いつも有難う御座います!!

「面白い&期待している」という方は★&ブックマークを是非ともお願い致します!!

ご感想やレビューも心よりお待ちしております!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ