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アカノクロノ  作者: ばてぃ〜
Ⅺ章【ケツルイガシタタルホドニ】
260/640

アカノの核心と確信


「重撃剣っ!!!」


ダンキがスキルを発動させた瞬間、奴の斬撃の圧が一層高まる

その斬撃を回避したと思えば、いつの間にか背後に回りこんでおりその攻撃を避けるの繰り返しだった


(サークルエンドを発動していなければやられているな・・・)


回りこむなり距離を取るなりして体勢を整えたいが・・・素早さは早すぎてそれさえも許されない


「魂震打ぁぁ!!!」


「くっ!!!」


スキルの圧で一定の距離が出来る

これで体勢を整える事が出来ると考えた矢先に


「炎豪球!!!!」


背中から生えている腕から魔法が放出され、思う様にいかない


「まだだぞ?!!炎豪球!炎豪球!炎豪球!炎豪球!!!」


絶え間なく襲い掛かって来る魔法と剣圧、何より殺気にあてられてか疲労も蓄積される


「ソニックブレイドショットッッ!!!」


相手の魔法を避けながら魔法と魔法の間を縫ってスキルを発動させた

【赤炎】でエンチャントされた圧倒的火力といっても差し支えないスキルが近づいてもダンキは笑みを崩さなかった


「重撃剣ーーー!!!!」


私のソニックブレイドショットと直接斬り合っていく

確かに剣刃を飛ばすスキルと直接斬るスキルが対峙すれば剣スキルと言う特性も相まって直接斬る方が威力は高い

だがそれでも全くの無傷という訳にはいかない・・・にも拘らずダンキは迷いなく斬りあっていく


「・・・無茶苦茶ね。」


「ガハハハハッーーーーーーー!!!」


当然の事ではあるが、やはりダンキの直接斬っていくスキルの方が強かったみたいで私のスキルは斬られて消えていく


「剣刃を飛ばしたスキルでここまでの威力とは・・・やるなぁ!!!」


「そちらこそお見事です。まさか無傷で居るとは思いませんでしたから。」


「まぁそれは俺の固有スキルのお陰だな!!」


「固有スキルですか・・・。やはり【魔王】とは簡単にはいきませんね・・・。」


そう言って私は【剣神】になってから初めて修得したスキルを発動させる

すると・・・


(・・・?!!!)


自分の視覚が異常に広くなった様に感じる

しかもそれだけではなく・・・空気の流れが見える様な・・・


「次は俺の番だな?!!連獄ぅ!!!!」


そう言ったと同時に一気に詰め寄り、斬撃を連続で繰り出してくる

先程迄だったら何とかいなすか躱すか、剣で攻撃をまともに受けていただろう

けれどもダンキが動く度に空気の流れが水の波紋の様に広がって、次にどの様に動いて来るかが理解できる


「おっ?!!おおっ!!!おおおお!!!!」


無数に繰り出してくる斬撃も空気が大気に充満している限り波打って教えてくれる

それ故に限りなく最小の動きでダンキの連撃を苦も無く回避していく


「マジか?!!このスキルを避けられたのは初めてだぞ?!炎豪球!!!」


斬撃の連撃を行いながら背中に生えている手で魔法を放ってくるが・・・それすらも私のスキルは察知しており、苦も無く死角に潜り込み脇腹部分を斬る


「ガアァァッ!!!!」


斬った箇所から血が飛び出て距離を置こうとするが、私はその距離を一気に詰めるべく彼が距離を話した分近づいて行った


「うぜぇ・・・『魂震打』!!!」


「くっ!!」


地面にスキルを発動させてきた為、攻撃は避ける事が出来ても衝撃波には若干巻き込まれた

私もダンキとは距離を置き、再度構えを取る


「・・・圧倒的だな。赤毛、お前は本当に人族か?」


「こちらこそ意外でした。私の斬撃でその程度の傷しか負わないとは・・・これでも強くなったのですが。」


「俺だからこそだなっ!!正直、さっきのガキ【魔王】が喰らっていたら・・・まぁ軽傷では無いわな。だがな赤毛、今の俺に傷を負わせるお前こそ・・・異常だ。」


「強くなりましたからね。」


「【剣聖】ってだけでも充分強いだろうがよ?」


その言葉を聞いてゾワっとする

頭にカッと血が上るのが・・・沸き立つのを感じる・・・

これは・・・私が探し求めていたモノだ・・・









「ねぇ()()()()()・・・・・・何故、私が【剣聖】だとご存知なのですか?」


いつも有難う御座います!!

「面白い&期待している」という方は★&ブックマークを是非ともお願い致します!!

ご感想やレビューも心よりお待ちしております!!

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