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アカノクロノ  作者: ばてぃ〜
Ⅸ章【カジツノセイジュク】
196/640

アカノの剣神の顕現


「ガッハッハッハッ!!!しかし小娘、強ぉなったの~!!!」


赤龍との戦いの後、私は勿論カラミトルやロザンワも疲労やケガの為に丸一日寝込んだ

聞いた所によると赤龍は数時間の後、意識を取り戻してみるみる回復していったそうだ


「ですが私たちの方が負傷が激しく、貴方の方が元気に見えますので・・・どっちが勝者か分かりませんね。」


「なぁに、儂が数時間も意識を失っておったのじゃから打ち取られる機会は腐る程あった!!どう考えても儂の敗けじゃよ!!!」


そう言いながら酒を傾ける表情は実に晴れやかな表情をしていた


「儂も鬱憤が溜まっておったからのぉ!!久々に暴れる事が出来、非常に満足じゃ!!」


「・・・・・・」


ストレス解消に使われたのか?!と叫びそうになるが必死に堪える

強張った笑顔をつくりながら赤龍に対して口を開く


「そ、それは何よりです。ち、因みに貴方と私の契約の件は如何でしょうか?」


「応!!そりゃあ儂を打ち負かしたんじゃから文句無しじゃよ!!ステータスボードに反映されておるんじゃないか?」


そう言われてステータスボードを開くと・・・

称号【剣神】、【赤龍ノ契約者】と表示されていた


「確かに表示されており【赤龍ノ契約者】と表示されてます・・・?ん・・・?んんん?」


私は目をこすって再度ステータスボードを確認する

称号【剣神】、【赤龍ノ契約者】・・・称号【剣神】・・・【剣神】?!!


「えええええっ?!!!!」


「ど、どうした小娘?!!」


「あ、アカのん?!」


そう赤龍とカラミトル達が心配そうにこちらに視線を向ける


「け、【剣神】になっている・・・」


そう言って冷や汗を流しながら自分のステータスボードを指さす


「「ええええええええ?!!!」」


そう言うとカラミトルやロザンワも驚いた表情を浮かべて声を上げた


「あ、アカのん!!ステータスボード見せて見せて!!」


「ひ、人族のし、称号が上がるなんて聞いた事も有りませんよ?!!見せてください!!!」


そう言って2人に押されながらステータスボードを他の人にも見える様に表示する


「・・・ほんとだ。」


「し、信じられない・・・」


2人とも茫然とした表情でそう呟く

だが赤龍は当然という様な表情で口を開く


「人族は寿命の短さ故余り無いかもしれんが・・・我ら龍族や魔族からすれば困難ではあるが不可能では無いぞ?小娘が【剣聖】以上の強さを手に入れたから【剣神】となったのじゃろうよ。スキルも増えてるのではないのか?」


そう促され、スキルの部分を確認すると・・・増えてる


「本当だ・・・見た事も無いスキルが幾つもある・・・」


「儂の知る限り【剣神】は剣職の最高峰の職業じゃ、その称号を手に入れたお主であれば【魔王】は勿論、【魔神】にも引けは取るまい。それに加え、儂との契約もあるのじゃからな、負ける要素はないんじゃないかのぉ!!!」


笑いながらそう言って酒を傾ける


「アカのん凄いよ!!!これで魔族に負けないよ!!!」


「えぇ!!人族の勝利の確率がかなり高まりましたわ!!」


そう言って2人は褒め称えてくれる

だが・・・その言葉で渋い表情をしながら赤龍は口を挟む


「女子どもよ、残念ながら万回やれば百勝てる程度に上がったに過ぎぬぞ?小娘は【魔神】を止められるやもしれんが、それ以外の魔族も相手には出来んじゃろうからな。それに他の【魔王】もおるじゃろうし・・・楽観は出来んのぉ。」


「そ、それでも!万の内で一も勝てないと言われていたのが百勝てるだけでも異常な程に勝率が上がっているという事ですわ!!!」


「うんうん!他の【魔王】は私たちや、他の【勇者】が引き受けるからさ!!」


後ろで2人の前向きな発言を聞きつつも、私は赤龍の意見に同意見だった

いや・・・あの仮面の【魔王】が相手だとするのならば・・・私は勝てるのだろうか・・・


(いや、相手を過剰に評価しているだけだ!!私はあの頃よりも確実に強くなった!!)


私はネガティブな考えを頭を横へ振り否定した


いつも有難う御座います!!

「面白い&期待している」という方は★&ブックマークを是非とも宜しくお願い致します!!

ご感想やレビューも心よりお待ちしております!!

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