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アカノクロノ  作者: ばてぃ〜
Ⅵ章【クロノショウドウ】
104/640

【間章】???

「・・・死んだわね。」


「えぇ、死にましたねぇ・・・」


「これは喜ぶべき事なのかしら?」


「どちらとも取れますねぇ・・・」


「確かに?あのゴミ(勇者)が死んで私の機嫌が良くなったのは確かだわ。でもあの国に新たな【魔王】が誕生しているなんて聞いてなかったんだけど?」


「それに関しましては私の情報が古かったのでしょうねぇ。ですがまぁ、あのゴミのお陰で私は研究の実験が出来た上にほぼ損害を出さずに知ることが出来ましたぁ。お嬢はイライラする事がなくなったとお考えいただければぁ・・・」


「そう思ってあげても良いんだけれども・・・一番重要なことが達成出来ていないじゃない!!」


「「楽しめていない。」」


「そうよ!!獣人たちは1人も死なず!混沌とした空気もない!!新たな【魔王】の箔をつけてしまっただけよ?!」


「ですねぇ・・・しかも奴は【死国ブーザル】に侵攻を企んでいる様ですよぉ・・・」


「死国に?なんで?」


「し、か、もぉ、遊戯国が属国となったみたいですぅ。」


「遊戯国が?!遊戯国にの間違いではなく?」


「はぁい。遊戯国を属国とし、死国の侵攻が成功したとなればぁ・・・」


「【魔皇帝】になるわね・・・フフ・・・」


「フヒ・・・」


「フフフフ・・・ハハハハハハハハハハーーーーーーーーーー!!!面白い!その【魔王】面白いじゃない?!」


「フヒフヒホホホホホホホホホホホホ!!!でしょ?!楽しいでしょ?!先が見えません!!この永い間停滞していた魔族領が動き出すやもしれませんよ?!」


「えぇ・・・期待できるわぁ~!!因みに新たな【魔王】ってどんな奴?」


「遠目から観察しただけなのですがね、仮面をつけローブを纏っている為に姿かたちは判別できませんねぇ。」


「成程・・・怖れを助長させているのね。」


「いえ、可能性ではありますがねぇ・・・奴は獣人ではありませんねぇ。」


「?!!獣人国なのに獣人でない【魔王】?!!何故わかるの?!」


「獣人は魔力量が潜在的に少ないですが・・・奴はスキルを連発しておりましたぁ。【大罪スキル】をねぇ・・・」


「・・・・・・・・!!!!!」


「どうですぅ?お気に召しましたぁ~??」


「えぇ!!こんなに興奮したのは久しぶりよ!姿形の分からない獣人ではない【魔王】、しかも【大罪スキル】の保有者?!これは遊戯国が属国になるのも理解できるわ!!!あれも面白いものが好きだから!!」


「えぇ・・・でも、あれと私たちとは決定的な違いが・・・」


「勿論分かっているわよ。あれは面白いものを眺めていたい。私たちは介入して面白くしていきたい。」


「ですですぅ~。ではどうされますぅ?死国に対する仕込みは流石に間に合わないかとぉ・・・」


「死国には負けないでしょ?あんなの兵を募って一斉に攻めていけば負けはないわ。それより・・・いつでも動かせる様に【魔造宝珠】の大量生産と物資(人族)の大量調達ね。」


「ですねぇ~・・・正直、【魔造宝珠】の性能も若干頭打ちでしてねぇ~。新たな視覚での試みが必要ですねぇ~。」


「まぁ死国を奪って何もしない訳じゃないだろうから猶予はあるわ。あんたは【魔造宝珠】の生産、私は物資の調達という事で良いわね?」


「もちろんですとも。お嬢、この計画が達成すれば、あの方もお喜びいただけますよぉ~?」


「そう、そうね!!あの方はこの世界に飽き飽きされているから・・・今回の事は良いスパイスになるに違いないわ!!」


「それでは私たちの為に、あの方の為に・・・」


「「楽しみましょう。」」


「・・・あ、そうそう。新たな【魔王】が誕生したという事は国の名前も変わったのかしら?」


「えぇ変わりましたよ。それも獣人でない根拠の1つなのですが・・・【黒家クロノス】だそうです。」


「クロノス・・・クロノす・・・名前は気に食わないわね。ほらあんたに報告した無能がクロノっていう名前なのよ。面白味もないから捨てたけどね。」


「それはそれは嫌な偶然ですねぇ・・・ヴァリア様、でしたっけ?」


「その名前はもう良いわ。また新しい名前を考えなくっちゃ・・・フフ・・・」


「まぁまぁ、お楽しみはこれからですよぉ・・・」


「えぇ、勿論よ。」



いつも有難うございます!!

気づいていらっしゃった方は鋭いです!!

最初から頭にありましたが、要所要所で要らない事をして悪化させて居たのは彼女です。


「面白い&期待している!」という方は★とブックマークをお願いします!!

ご感想やレビューも心よりお待ちしております!!


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