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アカノクロノ  作者: ばてぃ〜
Ⅵ章【クロノショウドウ】
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クロノの把握と獲得


「・・・称号、ランクアップして【魔皇帝】になってるよ。」


そう言うと3人とも驚愕の表情を浮かべる


「く、クロノ様!!私どもも拝見させて貰えませんか?!」


僕としては3人とも信頼している部下の為に問題は無い


「良いよ、ほら。」


そう言ってステータスボードを可視化して3人に見せる


「なんと・・・」


「こりゃあ・・・」


「言い伝えの通りですね・・・」


3人ともに感嘆の声を出しているんだけど・・・ん?


「ルーシャ、言い伝えってどうゆう事?」


「はい。本来称号とは強くなってランクアップされるのが一般的です。剣士が剣人になり、剣豪になる形ですね。」


「うん、それは分かるよ。」


「ですが、称号【魔王】には一定の条件下によりランクアップされる事が言い伝えにあります。」


「言い伝え?」


「はい、遥か古代に魔族を統一したという【魔王】の言い伝えなのですが・・・【魔王】が他の【魔王】を2人御する、又は打倒すると【魔皇帝】となる、と・・・」


「【魔王】を2人って・・・ロキフェルとブーザルか?!」

僕がそう驚くとルーシャはこくりと頷く


「はい。これは魔族であれば誰もが知っている言い伝え・・伝説とも言えます。」


「じゃぁ、他国の【魔王】でも【魔皇帝】になっている魔族入る訳だよね?」


「仰る通りです。ただ・・・他国の【魔王】で【魔皇帝】になったと宣言した国は有りません。」


「・・・どうして?」


「分かりません。考えられるのは情報を開示して同盟で以って一斉に侵略されるのを防ぐ、若しくは【魔皇帝】にランクアップしていない事が考えられます。後は・・・」


「後は?」


「言い伝えの続きなのですが、【魔王】を4人御するか打倒すれば【魔神】へ至ると・・・」


「つまり・・・他国の【魔皇帝】は他国の侵略を画策している為に自分が【魔皇帝】になった事を宣言していないと?」


「はい。今の魔族領は日常的な戦争は余り無く、長年に渡って小競合いをしている国程度です。そこへ綿密な計画の元、突然侵攻を始めると【魔神】へ至る事も通常よりも容易になるかと・・・勿論、宣言した場合は牽制にはなります。けれども相手国が最大限警戒する事を考えると・・・」


「利は黙っている方が強い、か・・・」


「そう考えるのが妥当かと。勿論楽観的に考えると【魔皇帝】に至っていない事ですが。」


「まぁ可能性は薄い上にメリットはないよね。」

そう答えてから僕は暫し沈黙する


「・・・ルーシャ、他国の現【魔王】の中で2人以上の【魔王】属国、倒した国を分かる範囲で列挙してくれ。あと現【魔王】の国で新たに【魔王】を誕生してそれを倒した国の【魔王】もね。この件はロキフェルに協力して貰っても構わない。ただ・・・諜報中に死亡する様な調査方法は禁止だ。」


「「「はっ!!」」」

そう告げると3人は跪いて返事をする


・・・以前に堅苦しいから止めてくれと言ったんだけど皆揃って拒否される

体面的な理由だったり、畏れが薄まる等と言われると何とも言えない

せめて私室に居る時位は普通にしてほしいんだけどなぁ等と考えてしまう


3人が部屋から出て行き、改めて思案する

言い伝えが正確であれば何人か【魔皇帝】や【魔神】がいても何らおかしくない

魔族は人族よりも長命な為にそれに至る可能性も否定できない


ルーシャによれば今魔族領には13の国があるらしい

いや、【死国ブーザル】は無くなったから12か・・・


考えるべきは12の国の内、【魔皇帝】、【魔神】になっている元【魔王】はどれ位いるか?

あとは魔帝国に向かうまでの道のりにそれらしき国はあるのか?だな

正直【大罪スキル】の事も気になるけれど答えが出ないだろうしな

ダメ元でルーシャに聞いてみようかとステータスボードを眺めてみる


「・・・ん?」


目をこすってから再度確認するが、やはり表示されている


そこには

【スキル】:【神ヘノ冒涜】・【暴喰ノ口】・【怠惰ナ脚】と表示されていた

いつも有難う御座います!!

「面白い&期待している」という方は★&ブックマークを是非とも宜しくお願い致します!!!

ご感想やレビューも心よりお待ちしております!!

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