【初投稿作品】「彼女」との接点~受験編~Ⅰ
投稿頻度少ないですが、1回分の文量も少ないです。
それにも関わらず、私の小説を待ってくださる方、心からの感謝を。
高校生には,人生の分岐点となる大きなイベントが存在する。進路決定。
僕は理科の先生になりたくて,某国立大学教育学部のAO入試を受験することにした。
「彼女」には対策の手助けをしてもらった。「彼女」は厳しかった。「彼女」は「先生」だった。
僕は「彼女」を嫌いになった。
でも,たまに見せる「彼女」の可愛い一面を見ると僕は「彼女」を好きなった。
そして,対策で厳しい「彼女」に対面して嫌いになり,また好きになる。
たまに車に乗せて家まで送ってもらったりもした。牛乳パックの嵩はどれくらいかと考えて首をかしげる「彼女」にキュンとしたこともあった。髪切った時には気づいてくれたりもした。
そんな出来事もありながら,嫌いと好きを繰り返し,試験日を迎えた。
「頑張ってね!」
「彼女」はそう言って僕を見送ってくれた。手を振りながら。
一週間ほど前、お手伝いしていた受験生の子から合格の連絡がきました。
私もこれくらいの時期に合格発表合ったな…と思い返してしまいました。
次回で、その受験について少しだけ触れます。また読んでいただけますと、夢口未来幸せです。