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【初投稿作品】プロローグ
投稿頻度少ないですが、1回分の文量も少ないです。
それにも関わらず、私の小説を待ってくださる方、心からの感謝を。
何度手を振られただろう。笑顔で。「頑張れ!」って。時たま、寂しそうな顔で。「またね…」って。
1つ1つの場面を細かく記憶しているわけではない。でも、確実に、根深く、「彼女」の姿は僕の脳裏に刻み込まれている。大学4年生になった今でも、僕は「彼女」を思い出す。大学4年生、卒論に就活。
「もう忘れよう。」僕はこれから「彼女」への想いを吐き出すこととする。これを見るはずもない「彼女」へ向けて。叶うはずのない「想い」を、届くはずのない「彼女」へ向けて。
これは、僕が高校生の頃の話。「青春」というにふさわしい、いやふさわしいどころではない、確実な青春だった。
続きます。