#3 彼女はデートに行きました。
#3 彼女はデートに行きました。
「貴方が私の新しいご主人様ですか?」
「えっと、はい。そうですけど・・・」
「そうですか。では、貴方は私をどうするつもりですか?」
どうするつもりって。
そりゃあ、デートしたり、そう言う雰囲気だったら、したいけど。
「そうですか。貴方は私を性奴隷にしたいと」
「えっ! ・・・俺そんな事言ってないけど」
彼女は何故か驚いていた。
「違うのですか?男の人は大体そうだと・・・」
「そんな訳ないだろ」
「そう。なら何をして欲しいの?」
「えっと、デートとか」
そう言うと、女の子は目をキラキラと輝かせ、俺にこう尋ねてきた。
「デート! 良いの? 私と」
「ああ、ただし、俺から離れてくれたらな」
次の瞬間、女の子は俺から離れた。
どんだけ、デート行きたいんだよ。そう思いながら、女の子を見つめた。
「早く行こ! デート」
「待て。その前に君の聞いてなかった。何て言うんだ?」
だが、女の子は何故か暗い顔になってしまった。
「ごめん。言いたくないんなら良いんだ」
「遥華・・・です」
「教えてくれて、ありがとう。それじゃあ、デートに行こっか」
「はい」