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天神ファイル - 安曇野つらら -  作者: 宇崎水晶
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第1.5話 -あらまし-

君は君、僕は僕。

笑って過ごした日々があり、泣いて過ごした夜がある。

君は人、僕は龍。

繋がる事ないこの縁を、紡ぎ紡いで繋げたい。

愛しは叫べど届かない。叫べ叫べど届かない。

我が身が誇るこの四肢は、君を抱いても届かない。


「 天神ファイル -安曇野つらら- 」


序章


人間は知らない。日本に限らず世界中に存在する神域にはその日訪れる来訪者の名簿が存在する事を。人々は信仰であったり、観光であったり、理由は様々にその場所へ向かうとしても真実は見えざる誘いの手に導かれて足を運ぶのだ。それは無意識とも言えない程のこの世界を構成する絶対のルール。アーカーシックレコードと名付けられた時間の移り変わりは過去も現在も、そして未来においても大きく広がり続ける世界を緻密に組み上げて進む。故に、自らの歩みは自分自身の意志というプログラムが奏でる一小節の楽譜のようなもの。永劫の時の流れを彩るその協調を乱す事は如何なる生命体であっても大罪であり、許されはしない。例え、未来を予見しても変えようとしてはいけないのだ。


このお話は決して報われるはずのない愛を貫く為に、己の命を賭した小さな龍の物語。


それは長野県須坂市、墨坂神社に仕えていた青い龍の生命の記録。


貴方は果たしてこのお話が実話だと信じられるのだろうか?


始まり始まり。

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