男子校と私
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「んー、今日は100年戦争からだっけ?」
この学校に来て3年。
男子校というむさ苦しい場所で私は世界史の教師をしている。
授業が始まる3分前、そろそろ入ろうと私は教室のドアを開けた。
ドアの向こうにいたのは着替えの途中だったのか
半裸の姿で、
姿勢を停止したまま
こちらを向く生徒達
そして上がる野太い悲鳴。
「「い"や"ぁぁぁぁぁんッ!」」
手で体を隠し、
恥じらうゴツい男共。
スパァンッ
うん、閉めた。
速攻で閉めたわ。
ただでさえ このクラスは
ラグビー、柔道、サッカー、野球部などという汗臭いゴツい奴等が何故か集まっているのだ。
そんな奴等が半裸で密集し、野太い悲鳴をあげ、恥じらっている姿…
むさい!むさ苦しい!
ビジュアル的にとてもキツいんだよ!!
「先生、終わったよー!」
閉めてから暫くたった後、
ムサイ…と呟いている私に声をかけてくれたのはこのクラスの数少ない清涼剤、西村君。
西村君は美白な文芸部所属の少年だ。その美白羨ましいぜ…!
お手入れどうやってんだろー、いつか聞いてみよう、とか考えつつ教室に入る。
すると丁度チャイムがなったので授業を始めようとすr
「先生!誰の裸が良かったですか?」
ニヤニヤと聞いてくるのは性格が品曲がっている兵藤君だ。
うん、無視しよう。
「はい、今日は100年戦s
「俺だろ!」
自信満々に遮ってくるのはサッカー部の宍戸君。
何故そんなに自信ありげなんだ。
「なんせ俺は最近腹筋が6つに割れたからな!」
いや、そんな報告いらないから!
そもそも そんなまじまじと見てないから!
「いーや、この俺様だ!」
大声で俺様宣言してくるのは園芸部の嶋田君。
そろそろ授業始めたいんだけどなー。
「この日焼けした感じがいいだろ?」
知らねぇよ!
て、おい。何故脱ぎ始める。
いらないぞ、君の上半身裸とか全くいらない!
そして、その隣で立ち上がり口を開き
「いや、きっとこのオr
「うるさぁぁぁぁぁいっ!!」
言ってる途中で私に遮られて涙目なのが鹿島君。
この通り弄られキャラ。毎回容赦なく弄ることにしている。
「なっ、何でオレだけ毎回全部言わせて貰えn
「えーこの戦争は」
…うわぁぁぁぁん!」
鹿島君が手で顔を隠しシクシクと泣く。
うん、教師って凄く楽しい!