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今日から俺が総理大臣  作者: やいたもん
第二章 天皇論
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男尊女卑? いえいえ日本は女尊男卑の国です

俺の子分である松浦高志を覚えているだろうか?

今、奴は、俺の秘書をやっている。

あんまり役に立ってないけど、

俺の気持ちを一番理解しているパートナーだ。

俺は、自分の内閣で奴を官房長官にしようと思ってた。

けど、出来なかった。

言ったらなんだが、奴は馬鹿だ。

頭はかなり悪い。

官房長官は、首相の女房役と言われるが、

昔で言えば軍師のような存在だ。

松浦は、一番信頼できる奴だが、

軍師どころか、水戸黄門で言えば、

うっかり八兵衛のような存在だ。

軍師なんて、冗談でもそんな柄じゃない。


そんな松浦が最近、

俺が皇室改革に動いていることを知って、

女帝に関して自分の意見を言ってきた。


松浦「男女平等の時代だから、女帝もいいんじゃないすか?」


俺は聞き返した。


「じゃあ、女系の天皇も容認するという事か?」


しかし、松浦は、

男系と女系の違いが解っていなかった。

やはりアホだ。

まあ、想定内ではあったけど…


とりあえず、男系と女系の違いや

女帝容認に関する俺の考えを語る前に、

この辺の認識を正しておこう。


まず、男女平等と男女同権の区別も出来ない

アホな人種がたくさんいるが、

それはあまりにも低レベルだ。

その時点で議論に参加する資格すらない。


そして、日本が男尊女卑の国だと

勘違いしている馬鹿がたくさんいる。

日本は、むしろ女尊男卑の国だというのに、

そういう勘違いが出来るのも、

似非(えせ)フェミニストの影響だろう。


日本は、女尊男卑の国である。

例えば、日本の国が女性である。

理由は簡単だ。

自分の国の事を日本人は「母国」という。

父国とは言わない。

母ならば、性別は女だ。

町も同じだ。町同士が協定を結ぶと、

それは「姉妹都市」と呼ばれる。

兄弟都市とは呼ばれない。

家もそうだ。「母屋(おもや)」という言葉はあっても、

父屋という言葉は存在しない。

学校もそうだ。「母校」と言うが父校とは言わない。

船もそうだ。「母船」や「母艦」と言っても、

その反対はない。

軍艦では、外国では、その国の歴史上の人物を

軍艦の名前にしたりするが、

日本では、少なくとも軍艦には、

人物の名前はつけない。

船は女性という認識があるからだ。


日本は、何もかもが女性なのだ。

これでどこが男尊女卑だというのだろうか。

たぶん、話は最初に戻るが、

男女平等と男女同権の区別が出来ない人らが、

女性の権利と文化的な男女の性差も区別できずに、

騒いで、そんな誤った認識が広がったのだろう。


日本は文化的には、女尊男卑の国だ。

これらの事実が、それを証明している。

確かに権利の面では、

女性は不遇の扱いを受け、

その風潮は現在においても存在する。

だからこそ、男女同権の改革は、

俺も必要だと考えている。

だが、それは男女平等とは別である。


まず、男女平等なんてありえない。

生物として、文化としての性差は、

存在して当然だからだ。

男と女、生物的に言えば、

オスとメスは全く違うものだ。

そして、そうした生活部面の違いから派生したのが

文化と言うものである。

当然、文化的にも男女の差は出てくる。


単純に、男と女が同じ衣服を着れるのか?

単純に、男と女が風呂やトイレを同じに使えるのか?

食べ物の趣向にだって差がある。

男女ならば当たり前だ。


男女平等と男女同権は別物である。


これから女帝容認に関して、

俺の意見を言っていこうと思うが、

これらの基本的な事を理解した上で、

聞いてもらいたいと思う。












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