表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

お題シリーズ5

人がいない場所に行きたい

作者: リィズ・ブランディシュカ



 飛んでいきたい。


 この背中に翼をはやして、誰もいない場所にいきたい。


 たまにふとそう思う。


 都会って、身の回りに人が多すぎるよね。


 知らない人ばかりならまだ気が楽だけど、知ってる人に出会うこともある。


 そんなことが連続して続くと、なんだか監視されてるような気分になってくる。


 だからときどき、そういう環境に疲れちゃうんだ。






 必要最低限の荷物を持って、電車に乗ってみた。


 目的地は決めてない。


 なんとなく降りたくなった駅で降りよう。


 そんな感じで、ゆらゆら揺らされてる。


 乗り物の揺れは眠りを連れてくることもあるから、知らない間にかなり遠くに行っちゃうこともある。


 けどいいんだ。


 そんな出来事も、思い出になる。


 降りた駅に観光地があれば、そこを巡る。


 なければ地元の人に聞いて、適当なお店に入ったり、散歩したりする。


 秘境ならもっと良し。


 誰もいない場所で心のままにのんびりすごす。


 知らない人と話したり触れ合うのはなんだか新鮮で、いったことのない誰もいない場所でのんびるするのはとっても気楽で、気分がリセットされる感じ。


 そうやって、すごしたあと。


 また帰ってきて元の日常に戻る。






 人間だから予定とかあって、思いついたときにはどうしても行動できないときもある。


 翼なんて生えてないから、ぱっとすぐに移動はできないけど。


 不便があるから楽しいと思えば、


 いつもと違う日を楽しめるし、


 カレンダーの中に楽しみをこめられるし、


 電車の中で贅沢にお昼の居眠りだってできる。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ