表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幻想封歌  作者: 西白秋
3/11

信心深い物理学者――20世紀 アメリカ

 人は素晴らしい発明をした。

 技法を尽くして選別された言の葉――詩。

 耳をくすぐる調和した旋律――音楽。

 カンバスで踊る色とりどりの絵の具――絵画。

 それらはときに情熱的に、ときに繊細に、私たちの心を揺さぶる。


 しかし私は知っている。

 この世界にはもっと精密で精緻で凄烈なものが存在する。

 それこそが、世界のいたるところに刻まれた膨大な数式――科学である。


 素粒子、原子核、原子、分子、人間、地球、太陽系、銀河、銀河団、宇宙の大構造(グレートウォール)宇宙(ユニバース)多次元宇宙(オムニバース)、無。

 私は、科学の最先端のその先に現出する、人知を超えた理に触れたのだ。

 私は、神の御業という他に、それを表現する術を持たなかった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ