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幻想封歌  作者: 西白秋
10/11

超越できなかった女仙人――13世紀 元

 思えば長く生きた。


 長い歳月は、家を捨て、故郷を捨ててまで仙道を志した理由さえ風化させてしまった。

 理由も忘れたまま、私は仙人を目指し、今でも挫折を繰り返している。


 仙道は、人の道に非ず。

 仙人になるという事は、人の持つ執着を捨て(タオ)と同化するという事でもある。

 富、名声、権力。

 誇り、憧れ、希望、嫉妬、怠惰。

 一つ、また一つと手放して、その度に人の軛から解き放たれた。


 でも。

 人を愛することだけが、今も止められない。


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