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愛 ～それは偽りでも～
私は君へと愛を叫んだ 全力の愛を叫んだ
けれど大きな声で叫んでも 君には届かないんだね
私の愛は必ず 君に届くと思っていた
誰も全力の愛なら 誰もに届くと思っていた
本当の愛をまだ知らない 私だったから
愛に疎い君には 届けることが出来なかったんだろう
愛に飢えているところは 同じなのかもしれないね
私も君も他の皆だって 愛自体ももしかしたら
真実の愛とは何かわからず 愛に飢えていたんだ
二人の大切な人を失って 二人で愛をも失った
失ってしまった愛では 新しい人を愛せはしない
誰もに愛された あの人をあの日失ってから
誰も何も愛することも出来なくなってしまっていた
愛がなくなってしまった世界でも 全力で
私は愛を叫び続けていたんだ わかって？
真実の愛がなんなのかなど もう誰も知らない
愛に飢えた君の心を満たす その為に
愛に飢えた私は 在らぬ愛を注ぎ続けた
あの人がいなければ 愛はどこにも生まれないのかと
