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僕の実家は世界最高峰のダンジョンでした  作者: ひとぽん
ダンジョン生活編
2/2

1.ダンジョン内の生活

まだ細かい設定が出来てないのでどこかで矛盾が発生したら手直しするかもしれません

上層で狩りを終えた僕とお父さんは下層の居住区に戻ってきた。

お父さんの話によると本来は餌となる冒険者を呼び寄せる為に必要なアイテムとかを生成しないといけない為、居住区とかを造る余裕が無いらしいが、このダンジョンは私たち下層に住んでいる住民の魔力で活動している為、冒険者を呼ぶよりも私たちの住む居住区が優先されているらしい。話の半分ぐらいしか解らなかったけど…

つまり、このダンジョンから見たら冒険者はただただ鬱陶しいだけの存在らしいので最初から容赦が無いらしい、実際に見たことは無いけど即死トラップと呼ばれる物が沢山あるとか何とか…


即死トラップがどんなものか考えてると横から声を掛けられた


「お、坊主じゃないか、今日も狩りに行ったんだろ?少し家の野菜と交換してくれないか?最近嫁の体調が悪くて狩りに行けなくてよぉ」


「良いですよ、沢山狩ってきましたしお二人の分なら全然問題ありません」


「おっ、悪いねぇ ほれ、家特製の新鮮な野菜だ、旨いぞぉ?」


「ありがとうございます、あとで頂きますね。」


「はっはっは、家の子にもお前さんぐらい礼儀正しくなって欲しいものだなぁ?どうやって育てたんだい?リッチの旦那」


「いやいや、何もしてないよ、この子が真面目なだけさ」


二人の会話を聴きながら貰った食材で何を作ろうか考える


(うーん、火炎草のサラダは前に食べたし、マンドレイクの漬物とか…お父さんは漬物駄目だっけ…うーん)


中々良い料理が思い付かず悩んでいると


「我が子よ、そろそろ家に帰ろうか、私も色々魔法の実験とかしたいし」


「…ちゃんと食事もしてくださいね?」


そういえば僕には名前というものが無い、そもそもモンスターには名前という概念が無いらしい。父は人間に興味があるらしく人間が読んでいる本とかが沢山置いてあり、最近やっと読めるようになったから読んでみると名前という物があることに驚いた。

もしかすると僕にも名前があるのかもしれない、あったところであまり変わらないと思うけど。

そう考えてる内に自宅に到着した。

扉を開けると勝手に火が付き明るくなった廊下を歩いて台所まで行く、本来水は川から引いてこないと駄目らしいし火も自分で点けないと駄目らしいが僕にはいまいち良く理解出来ない。

先程も言った通りこのダンジョンは私たちの魔力で活動しているため色々と生活のサポートをしてくれてるらしい、ちなみにこの家もダンジョンが作ってくれた、トラップの応用なのか自動で火は点くし水もちゃんと出る、別に魔法でやれば良いと思うが魔法を使えない種族とかも暮らしてるから一纏めにされてるのかもしれない。僕はまだ上手く魔法の制御が出来ないから助かってるけど…


「そういえばお父さん」


「何だ?」


「ここってダンジョンなんだよね?」


「あぁ、そうだな」


「本で読んだんだけど冒険者って人たちはダンジョンの中にあるお宝を求めてるってあったけどここには来ないの?見たこと無いけど」


「はっはっは、見たこと無いのはしょうがないさ、本であるダンジョンのようにわざわざ冒険者を呼び寄せるようなダンジョンなんて珍しいんじゃないか?」


「そうなの?」


「あぁ、ダンジョンは最下層のコアを破壊されると消えてしまうからな、本のようなダンジョンがあったらとっくに消えてしまってるさ」


「へぇ~そうなんだ、じゃぁ冒険者とかが来たことは無いの?」


「いや、今までで数十組のパーティーが来たことはあるらしい、それでここのダンジョンも人間達に知られたらしいし」


「あ、来たことはあるんだ」


「確か最初の5~6組が地下1階の即死トラップで全滅したらしいけどその後の冒険者でたまたま一人逃げ出せたらしいぞ?」


「それでこのダンジョンが知られたんだ」


「いや、恐らく違うだろう、地下1階で逃げてるような人間が"森"を抜けれるとは思えんしな、多分最後に来たパーティーじゃ無いか?トラップで誰も死なないで2~3階層まで行った後、全員でダンジョンから去って行ったらしいからな」


「へぇ~、らしいって事は実際には見てないの?」


「そうだな、結構昔の話だしその時はまだ魔法もろくに使えなかったから上層には行けなかったからな、全てボスから聞いた話さ」


「冒険者かぁ…あってみたいなぁ~」


「ははは、その内会えると良いな、ダンジョン内で出会ったら倒さないといけないが」


そんな会話をしつつ今日も一日過ごしていく…

ちなみにダンジョンに挑んで来たパーティーはどれもトップクラスのパーティーだったらしい。

ダンジョンも本の方が普通です。


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