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アドファト・オンライン  作者: 三疾修介
リーラへの旅
6/12

旅の始まり

デスゲーム2日目

今日はとりあえず次の街に行こうという事になった。理由は簡単

「こんな暑苦しい場所居たくないな~。」

というサンの一言だった。するとアイが先走って準備を終わらせてしまい。どうせだし行こう!という事になった。場所は西の街 リーラになった。

そこにはタイガーフォーレスト(虎の森)というダンジョンがあり、ダンジョンを攻略すればレア装備や、素材が手に入る為[強者の達の連勝]にはダンジョン攻略が必須となっている。

途中ムーヴフォーレストというウッドトレントという木型モンスターが多い低級ダンジョンを抜けなければならないので、装備を変える事になった。


ちなみに昨日闘技場に無謀にも沢山のクエスト挑戦者がいたが(この先自殺願望者受付だな~)という看板が現れてクエスト挑戦者が切れて看板を壊していたところ。近場で(だな~)と言いながらラビットや、カウの素材を売却する人物を発見。

10名ほどのクエスト挑戦者が1人相手に決闘を申し出ると相手もあっさり承諾、殺気を当てられ怯んだのを無傷で全員倒され「俺に勝てないのにクエストクリア出来る訳ねえだろ。出直してこい。」と言って去ったそうだ。

そのお陰で今日はクエスト挑戦者が0であるまあ人口あまり減らなかったのでよかったと言えよう。

ユリはその事をとある人物に話すと「最近赤い錆びが増えたから研いで貰わないとな~。」と言ったそうだ。ユリ曰く赤い錆びではなく紅の刀だったと言った。


それはさておき、装備の充実させなければいけないのだがサンしかお金を持っていなかった為狩りに行くが、プレーヤーが多くあまり稼げなかった。簡単に狩れるのが今ここしかない為当然である。

という訳でサンのパーティーは5万クリ(この世界のお金の単位)で話あった結果アイの装備を重視しようという事になった。理由はアイが盾役になって貰うためだ。サンはスピード勝負で盾役に向かないのだ。アイはしばらく渋っていたがサンが「アイは盾役の才能があるな~。」と言うと即決した。

そしてアイの鎧と盾と片手剣を買うと残り2万クリになり、サンはスキルがない変わり攻撃力が高い片手剣と、何か別の物を買っていたが教えてくれなかった。それはさておき、ユリはヒールの使える杖、ミナはファイアボールが使える杖を買った。そしてサン達の財布は寂しくなったが、準備が出来た。


「全員準備はいいかな~?」


「大丈夫です、師匠。」


「私も準備出来てるわ。」


「大丈夫だから行って良いわよ。って何で大人の私が脇に置かれているの?」


「知らないな~?多分成り行き?とりあえず出発!」


そして昼過ぎサン達のパーティーはべスを出た。

10分後


「師匠飽きました。」


「これも修行。頑張って歩け。」


「だってモンスター全然来ないんですもん。」


そうモンスターが全然来ないのだ。着実にグリーンフィールドを離れてムーヴフォーレストに近づいていると言うのにである。それに文句を言うとサンは驚いて


「え、モンスターと戦いたいのか?」


そう返したのだ。まるで自分がモンスターを操作していると言わんばかりに。


「えーと、サンさっきから口調変わってるけど、まさかアイの決闘のようにモンスターに殺気を当ててるの?」


「さすがは我パーティーの策士冴えてるぜ。」


規格外まさにサンの為にある言葉である。


「モンスターを近づけて!パーティーの連携取れないじゃないの!」


「殺気は止められるけど、近くに来させるのは無理だな~。」


サンはその後たっぷり怒られた。この事をきっかけにサンは規格外と言われる事になる。それから更に10分後6体のウッドトレントと遭遇した。


「お姉ちゃん数少し多いよ!」


「ユリどうするのかな~?」


「私は親より先に子に死なれたくないから逃げたいんだけど。」


「大丈夫行ける!サン殺気少しは許すからとお母さん、3体お願い!こっちもアイを回復しながら耐えるから終わり次第援護して!」


「それは・・・」


「お母さんの気持ち分かるけど、ここで戦えなきゃいずれ死ぬ!やらないと」


「・・・成長したわね。分かったわ!やってみる!」


子の成長に涙ぐみながらミナは戦う事を覚悟して正面を向いた。その時何故か二体のトレントが光って破裂した。


「親子の茶番中悪いんだけど、トレント後1体何だけど、」


「この規格外ー!なにやってんのよー!」


「お姉ちゃん・・・回復ちょうだい・・・。」


「あ、ゴメン忘れてた!」


その後何とか倒しきり、昼食を食べながら反省会にした。


「とりあえず、フォーメンションだけど。ムーヴフォーレストではサンは下がって、緊急時前に出るアイを援護しながら戦うことにします。」


「僕だけなんかひどくないかな~?」


「貴方の規格外にこうなったの!自覚して!」


「僕怒られてばっかりだな~。」


そう言ってサンは少しいじけてしまった。


「それにしてもお母さんこのカツサンドかなりいける!特にこのカツサクサクしてて美味しいよ。腕あげたね♪」


「え、アイが作ったんじゃないの?」


「じゃあお姉ちゃん・・・は無いか。だったらもう死んでる。」


「もう一度言ってごらん。私の料理が何だって~!」


「ゴメン、回復忘れてたさっきのお返し。・・・となるとまさか!」


全員がサンに目を向ける。


「もう二度作ってやんないからな~。」


「「「えええええぇぇ~」」」


誰でも胃袋を捕まれると逆らえられない。何とかサンの機嫌を直して貰う為中衛にしたところまた作るのを約束してくれた。

とりあえず確認できた事、サンの規格外に拍車が掛かっていた。

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