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ねぺたみぽぽ。

僕の手のひらの上で、ねぺたみぽぽがゲコゲコ鳴いた。



「ねぺたみぽぽは自信作なのだ。跳躍力に特化した足、どんな素早い獲物も瞬時に捕らえる長い舌……ああ、素晴らしい」


自称この森を治める神様は、凄く得意気だった。


「この瞳、彩色、オリジナリティの塊だろう?この森にしかいない、此処でしか見ることの出来ない不思議な生物。ああ、素晴らしい。ぷろとろぬもめりめりくすも気に入っているが、私はこのカエ……ねぺたみぽぽが一番好きなのだよ」


僕が先週この森でなくした生物図鑑を抱きかかえ、自称この森を治める神様は笑った。

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