※あらすじ(五章)
スライム事件のあった翌日。
憲兵の聴取を終えたアメリアに対して、更なる追及を行っていた勇者ヤマトは衝撃の事実を知ることとなる。
なんと、アメリアのB級冒険者資格が失効している事が発覚したのだ。
この事に対して、ヤマト含む複数人で話し合った結果、今アメリアの資格執行が公になるのは困ると言う結論に至り、関係各所に掛け合って事実を隠蔽し、なんとかB級復帰を取り付ける。
しかし、流石にこのまま復帰させるわけにはいかず、アメリアに特別講義を行ったヤマトだったが、当のアメリアは完全に上の空であった。
所変わってヤマトのパーティーメンバで謎の剣士「ユラリ」は、ギルドから使命を受けてあるモノの輸送をしていた。
そこに同行するのは、自称ベテランB級冒険者のパーティーと御者のオヤジの五名だった。
そして、当然のように二人の魔族に襲われる一行。その魔族のうち一体は、昨日アメリアが対峙したワイーンであった。
絶望するB級パーティーを他所に、余裕の表情の御者のオヤジ。
それもそのはず、実はオヤジは聖王国教会の聖職者だったのだ。
圧倒的なユラリの力で一瞬で決着がついたと思われた矢先、更に二体の魔族が新たにユラリの前へ立ちふさがる。
一人は遠距離からの狙撃手、そしてもう一人は最高位の魔貴族である「至爵」の魔族「アントシア」と名乗った。
絶体絶命かと思われたが、多少手こずったものの死者ゼロでその場を乗り切るユラリ。しかし、至爵のアントシアをすんでの所で取り逃がしてしまう。
ひと段落した後、ユラリにあまりの力量差とキモすぎる戦闘スタイルを見せつけられたB級パーティーは失意のうちにあった。
そこで親父から、実はこのクエストは素行に問題があった彼らの矯正プログラムを兼ねていた事と、荷物は魔族を呼び寄せるためのトラップであることを知る。
複雑な感情を抱えながら、馬車は彼らを次の町に残して先へと進むのであった。
次の日、勇者ヤマトはアメリアに実技指導をしていたのだが、ここでもアメリアのテキトーさ加減が浮き彫りとなる。




