表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無個性転生〜個性を探す旅路〜  作者: のらのら
1章
6/12

入学式

とうとうルーランド学園に入学した。この世界においても入学式のようなものはあるみたいだ。入学式は学園長の話、次に生徒会長による祝辞とルール、そして最後に諸々授業についてだ。


入学前からワクワクはしていたがいざ実際に入学するとまた違ったワクワクに駆られた。だってそりゃ前世でいういわゆる獣族やエルフ、また鬼のような種族がいた。ほかにも目がたくさんある昆虫のような種族やんだぜ。動物が2足歩行になったような種族もいたしね。


ちなみに入学式では種族ごとに分けて整列させられていた。ちなみに隣には青色の髪をした人族の女性がいた。これは地毛なんだろうかとかそんなどうでもいいことを考えながら俺は長い入学式が終えていた。今寮に行くと混んでいそうだったので、見物がてら校舎に入ろうかなと思っていた矢先、いきなり隣の青色の髪の女性に


「あなたみたいな子供が来る場所じゃないわよ」


と小声で言われた。とっさのことに理解が追い付かなかったがおもわず


「教育に年齢は関係ありません」


言い返してしまった。どうしようか迷っている間に相手は


「なによ!文句でもあるの!」


かなり怒ってきた。これはかなりめんどくさい事になりそうだ。しかしこれは引いては行けない場面だ。


「気に触れたなら謝ります。しかし大きな学校ですので何卒ご容赦下さい。」


こんなふうに、かなり謝っておいた。引いては行けないとは思ったがここで目立つ方がまずいだろうし、穏便に行こうじゃないか。


彼女も周りの人が注目してる状況に気がついたのか、ハッとしたように、何も言わずにどこかに行ってしまった。


隣の人をカバーする訳じゃないが、確かに俺ほどの歳で入学する人は周りを見渡してもほとんどいない。まあでも、これも努力と運の結晶だな。


〜〜〜


校舎を一通り見てきたのだがとてつもなく広かった。ユーラが言っていたようにこの学校は本当になんでも学べそうだ。特に魔術系統の教室が多かった。属性によって教室が分けられていて、それぞれ教室が5個ずつほどあった。また、ひとつの階が丸々職員室になっていて、改めてこの学校の広さに驚かされた。


そんな風な感じで下見をしていたら、かれこれ1時間ほど立った。履修登録のことについて考えながら人生初である学生寮に向かった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ