この世界について
ーーこの世界についてーー
この世界に転生してから3ヶ月ほど経った。3ヶ月過ごしてわかったことをまとめて行こうと思う。
まずここは俺がいた地球ではない。転生してすぐ両親共々謎の魔術(?)を使ったからだ。俺のいた世界にそんな便利なものは無い。
初めのうちはめちゃくちゃ興奮したもんだが今となっては慣れてきた。元いた世界で異世界転生物と言って小説を書いていた人は凄いなと感じさせられたよ。こんな世界が実在するのを知っていたかのようだからな。だがしかし相変わらずこの世界の言葉は全然分からない。数少ない分かっていることは母親の名前はユーラで父親の名前はアレク、それと1部の家具の名前だけだ。また、俺の事をエフレモフと呼ぶので俺の名前はエフレモフというのだろう。
、、、かっこいい名前じゃないか。
最近読んでいた小説では魔術を使うには詠唱が必要だという話だったがこの世界ではいらないらしい。便利な事だ。歩けるようになったら是非習得したいと思っている。
また、魔術を使うというのが関係しているかは分からないが文明レベルが日本と比べると低い。基本的に全ての家具は木製で、ロウソクのようなものを灯りとして使っている。家は3人で住むには広すぎるぐらい大きな家で古き良き田舎だと考えていいだろう。
別に俺も3ヶ月間ただ家を分析していた訳では無い。家の間取りを調べたり魔術をやろうとしたりと色々したさ。まあ、生後3ヶ月じゃほとんど動けないし、何も出来なかったけどね。記憶を引き継いでいるというアドバンテージを活かして早く魔術が使えるようになりたいものだ。