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人生やり直し物語~プロローグ~
審判「ゲームセット」
「れいっ!」
選手一同「あっした」
この物語の主人公前川進26歳
平凡な公立高校を卒業し、平凡な会社員である。
時折夢にみる高校最後の夏の甲子園県予選
周りのチームメイトは敗退し、涙を流している。
ただ、自分だけは涙を流すことはなかった。
小学生の頃に憧れた『プロ野球選手』を目指し、始めた野球であったが、
時が経つにつれ、自分の限界を感じ、現実を受け入れた結果、甲子園の土を踏むこと等、
到底できるわけでないと感じていた為、涙は出なかった・・・。