表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生少女~異世界ライフ始めます~  作者: まったり書庫の司書さん
8/15

新しい魔法追加しました、お母様が授業します

 気配察知のスキルを手に入れてから2週間が経過して、その間に新しく2つのスキルが追加された。 1つは【双剣術】、もう1つは【格闘術】だ。双剣術はロックソードで戦っている際に【剣術】のスキルを手に入れたあと、ウルフの増援が来て18匹になりロックソード1本では手数が足りず2刀流で撃退したときに入手した。

(ほんと、あれは危なかった)


 その後ステータスを確認したら、剣術のスキルが消え代わりに双剣術があった。たぶんスキルが進化か何かしたのだろう。

 もう1つのスキルは、メイドのリノンに武術を教えて貰っている時に追加された。前世で追っ手と闘っていた時は、独学で武術を使っていたのでちゃんと習うのはこれが初めてだったりする。

 まあリノンには驚いたような不可解な顔されたけどね。

(4歳の、それも貴族の女の子が武術を教えて欲しいと言ったのだから当然かな?)


 そしてスキルは戦いだけじゃなく訓練でも手に入る事の他にも発見があった。実はレベルが上がっていなかったのだ、ステータスの魔力値や魔法・スキルのレベルは上昇していたけど職業のレベルは上がっていなかった。

 気になりお父様(貴族の娘らしくこう呼ぶようにした)に尋ねると……

「ん?レベルか、あれは魔獣と呼ばれるものを討伐すると上がのだ」


 お父様曰く、魔獣の様に体内に魔石を宿している相手を倒すと、相手の魔力と自分の魔力が干渉しあいレベルが上がるのだそうだ。ちなみにメインの職業レベル=自分のレベルらしい。

 

ーーーーー


 そんな色々な発見のあった2週間を過ごし、今日はお母様による監督の下、文字(私とお兄様は、もう出来るのでお姉様だけ)や計算、あとは魔法具についてのお勉強の日。

 文字と計算は終わり、魔法具のお勉強で神様やお父様に聞くのを忘れていた魔石について教わった。

 お母様によると魔石には魔法と同じく属性があり魔法具にしたい武器や道具などに取り付けておき魔道紋を施すと魔法具になるとのこと。

 魔道紋は魔道術式を紋章化した物で複雑で強力な魔道術式を紋章化しようとするなら相当量の魔力と精神力が必要になる。

 前世でいうなら魔道紋はQRコードで魔道術式は読み取った先にあるサイトの掲載情報みたいな感じだ。つまり複雑で強力な物になる程、相応の情報量が必要になる。

「ちなみに魔道紋を作るのは中級クラスの使い手なら大抵出来ます。けど紋章を施すのは、ある魔法が使えないと無理だからね?」


「ある魔法?お母様それってどんなの?」


「付与魔法と言って、色々な物に強化や効果を与える魔法よ」


「その魔法は、どうやったら習得出来るのですか?」


「あら?ティアは付与魔法を覚えたいの?」


「うん、覚えたい。どうやったらいいのです?」


 お母様の答えは、2つで……

 1・元々素質(ステータスにLv0で表示)がある状態で既に使える人に師事し修業

 2・魔法の習得が出来る魔法具がダンジョンや遺跡から稀に見つかるのでそれを使う

 らしい。

「近くに付与魔法が使える人はいないし、今は無理か~」

(せっかく色々作れるように練金魔法選んだのに残念、商人から買うにも7万はするっていうしほんと無念だよ)


「ティア落ち込まないで、実はね…はいっ!」


 そう言うとお母様は、いつも腰に付けている小さな袋から1冊の本を取り出して、私に見せ……って!

「えっ!何でそんな大きさの袋から本が?」


「うふふ。この袋は、お母さんとお父さんが冒険者をしてた頃にダンジョンで手に入れた魔法具で、本も同じくダンジョンで見つけた……付与魔法の習得が出来る魔法具なの」


 お母様は誇らしく胸を張りそういった。

「袋の方は…まあ、いいとして。付与魔法はタイミング良すぎだよ!」


「タイミング?」


「えっと…とにかく驚いたってこと!」


 そう言うとお母様はドッキリに成功したからか満足そうに微笑み、私の頭を優しく撫でた。



 そして私のステータスに付与魔法が追加されたのだった。

補足

1、お金は銅貨・大銅貨・銀貨・大銀貨・小金貨・大金貨・白金貨の7種類あります。

2、銅貨=10リグです。

3、1の順に直すと10・100・1000・5000・1万・10万・100万になります。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ